メイクをする際、ファンデーションとコンシーラーのどちらを先に塗るべきか迷っていませんか。
塗る順番を間違えると、せっかく隠したシミが剥がれたり厚塗り感が出たりする原因になります。
正解の順番は、あなたが愛用しているファンデーションのタイプ(剤型)によって決まります。
崩れやヨレを防ぎ素肌のような美しさを長時間保つための正しい重ね順とパーツ別カバーのコツを詳しく解説します。
ファンデーションのタイプ別に決まるコンシーラーの正しい順序
コンシーラーとファンデーションの重ね順には、メイクの美しさと持ちを左右する明確な物理的法則が存在します。その法則の根底にあるのは「油分と水分の多い液状アイテムを先に塗り、粉状のアイテムを最後に重ねる」という基本原則です。
粉体の上から水分の多いリキッドやクリームを重ねてしまうと、粉がダマになって固まり、ムラづきや激しいヨレを引き起こしてしまいます。お使いのファンデーションが「リキッド・クッション」なのか「パウダリー」なのかによって、配置を正しく切り替える必要があります。
1. リキッド・クッションの場合:「ファンデ ➔ コンシーラー」
液状のファンデーションで顔全体を薄く均一に整えた後、どうしても隠しきれなかった部分にのみコンシーラーを重ねます。ファンデで色ムラをある程度整えておくことで、コンシーラーの使用量を最小限に抑えられ厚塗りを防げます。
2. パウダリーファンデの場合:「コンシーラー ➔ ファンデ」
パウダーファンデーションの前にコンシーラーを配置します。下地で肌を整えた直後のしっとりした肌にコンシーラーを密着させ、その上からパウダーをスポンジやブラシで優しく撫でるように重ねて固定します。
3. BBクリーム・CCクリームの場合:「BB ➔ コンシーラー」
BBクリームはリキッドファンデーションと同じくエマルション(乳液・クリーム状)に分類されるため、BBクリームを全顔に馴染ませた後にコンシーラーを重ねるのがセオリーです。最後にフェイスパウダーでセットします。
4. フェイスパウダー(お粉)の配置ボーダーライン
リキッド派でもパウダリー派でも、フェイスパウダーは「コンシーラーの後」に必ず配置します。油分を含んだコンシーラーの表面をサラサラの微粒子パウダーで包み込むことで、ヨレや小ジワへの入り込みを物理的に封じ込めます。
NG行為:パウダーファンデの上からスティックコンシーラーを滑らせること
粉の上から固形コンシーラーを直塗りすると、摩擦で下のパウダーが削れて剥がれ落ち、汚いダマとなって肌にこびりついてしまいます。粉を乗せた後にコンシーラーを足してはいけません。
クマ・シミ・小鼻の赤みを自然にカバーする部位別の塗り分け技術
コンシーラーの目的は顔のあらゆるアラを塗りつぶすことではなく、トラブルの種類に合わせたテクスチャーと色彩を選び、ピンポイントに配置することです。
第一の難所である「目元のクマ」に対しては、皮膚の薄さと瞬きの多さを考慮しなければなりません。
固いスティックタイプを使うと乾燥小ジワに溜まってひび割れるため、ヒアルロン酸等を含んだ柔らかいリキッドコンシーラーを選びます。青クマにはオレンジ系、茶クマにはイエロー系を少量点置きし、指の腹でトントンと軽く叩き込んで馴染ませます。
第二のターゲットである「濃いシミやニキビ跡」には、密着力とカバー力の高いパレットタイプや固形スティックが威力を発揮します。
シミの大きさに合わせた小さなブラシを使い、シミの中心にピンポイントで置いたら、「輪郭の境目だけ」を指で優しくぼかします。シミの真上を触ってしまうとカバー成分が逃げてしまうため、中心には触れないのが鉄則です。
第三の悩みである「小鼻の脇の赤みや毛穴」には、皮脂に強い密着グリーン系やベージュ系をチョイスします。
皮脂分泌が旺盛な小鼻は最も崩れやすい部位であるため、ごく少量をブラシで毛穴の凹凸に押し込むように薄く塗り広げます。厚塗りを避けることが夕方のドロドロ崩れを防ぐ最大の防御策です。
夕方のヨレとひび割れを防ぐ境目ぼかしの極意
コンシーラーを塗った場所だけが不自然に浮き上がったり、夕方に境目がひび割れて悪目立ちする現象は、境目のぼかし不足が原因です。
コンシーラーを美しく仕上げるための極意は、「カバーしたい中心部(コア)は厚みを残し、外側に向かってグラデーション状に極薄にしていく」という立体設計にあります。
トラブルの上にコンシーラーを乗せたら、決してトラブルの真上を擦ってはいけません。清潔なスポンジの角や薬指の腹を使い、トラブルの輪郭の周囲2〜3ミリの境界線だけを外側へ向けて優しくタップします。
この境界線のぼかしを行うことで、ファンデーションの質感とコンシーラーの境目がシームレスに同化し、トラブルが目立ちにくい自然な素肌感が生まれます。
さらに、ぼかした直後にスポンジのきれいな面で軽く垂直に押さえて余分な油分を吸い取ることで、密着度が大きく高まります。
最後に、微粒子のルースパウダーを小さめのブラシに取り、コンシーラーを塗った部位へスタンプを押すようにそっと垂直に乗せます。ブラシを横に滑らせるとコンシーラーが剥げてしまうため、必ず垂直タッチを厳守してください。
一日中崩れない美肌ベースを作る実践4ステップ
リキッドファンデーションとコンシーラーを組み合わせた、最も崩れにくい王道の実践4ステップをまとめます。
- 下地を均一に塗りリキッドファンデを顔全体へ薄く伸ばす
スキンケア後の肌に下地を密着させたら、ファンデーションを顔の中心から外側へ薄膜になるようスポンジで均一に広げます。 - カバーが必要な部位を見極めコンシーラーを点置きする
ファンデーションだけで隠れなかった目の下のクマ、濃いシミ、小鼻の赤みにのみ、少量のコンシーラーをブラシで置きます。 - トラブルの周囲の輪郭だけを指の腹でトントンとぼかす
隠したい中心部には触れず、コンシーラーの外枠の境目を周囲のファンデーションとなじませるように優しくタップします。 - フェイスパウダーを小さなブラシで垂直に乗せて固定する
余分な油分をスポンジで軽くオフした後、パウダーを含ませたブラシを垂直にポンポンと当てて、コンシーラーの膜を強固にロックします。
各工程で「擦らない」「厚塗りしない」という二点を守ることで、笑ってもひび割れず、一日中清潔感のある美肌が持続します。
ファンデとコンシーラーの順番に関するよくある質問Q&A
読者の皆様からよく寄せられるベースメイクの疑問に回答します。
Q1. クッションファンデの場合のコンシーラーの順番は?
クッションファンデーションはリキッドと同じ液状に分類されるため、「クッションファンデ ➔ コンシーラー」の順番が基本です。ただし軽いシミならクッションの重ね塗りだけで隠れる場合もあります。
Q2. コンシーラーの色選びはファンデより明るい方が良い?
シミやニキビ跡を隠す場合は「ファンデーションと同じかワントーン暗い色」を選ぶのが基本です。明るすぎる色を選ぶと逆にシミが白浮きして目立ってしまいます。目元のクマのみ、ほんのり明るい色をお使いください。
Q3. パウダーファンデの後にどうしてもシミを足したい時は?
パウダーの後にコンシーラーを足すと、ムラになりやすくなります。どうしても直したい場合は、一度その部分のパウダーを乳液を含ませた綿棒で拭き取ってから、コンシーラー ➔ パウダーの順で塗り直してください。
Q4. コンシーラーを塗ると毛穴が余計に目立ってしまいます。
毛穴の凹凸にコンシーラーを厚塗りしていることが原因です。毛穴には硬いコンシーラーを使わず、ポアプライマー(毛穴用下地)で事前にフラットにしてから薄くファンデを重ねるのが正解です。
Q5. 妊娠・授乳期間中に肌がゆらいでシミが増えた時の対策は?
ホルモン変化で一時的に色素沈着が起きやすい時期です。摩擦を避けるため、クレンジングが容易な石鹸落ち処方のミネラルコンシーラーを選び、優しくカバーしてください。
Q6. コンシーラーブラシは指塗りよりも綺麗に仕上がりますか?
ブラシを使うことで細かいシミや小鼻のキワにピンポイントで薄く乗せられるため、指塗りよりもムラの少ない美しい仕上がりを目指せます。
まとめ:タイプに合わせた正しい順序が叶える隙のない素肌美
ファンデーションとコンシーラーの順番は、単なる手癖ではなく、コスメの剤型と物理法則に基づいた美しい肌作りのルールです。
「リキッドやクッションの後はコンシーラー」「パウダーの前にはコンシーラー」という大原則を頭に入れ、トラブルの種類に合わせた道具と丁寧な境界線ぼかしを取り入れてみてください。厚塗りに頼らず、気になるアラだけをスマートに隠す技術を身につければ、毎日のメイクがもっと楽しく、洗練された自信に満ちたものに変わります。
🌱 ちふゆのひとことメモ
かつての私は、顔中のシミやニキビ跡を隠そうと必死になり、パウダーファンデの上からスティックコンシーラーをグリグリと擦りつけていました。
その結果、コンシーラーを塗った部分だけが泥のようにドロドロに溶け崩れ、遠目からでも「そこに何かを隠している」と丸わかりの痛々しい肌になっていたのです。
そんな私の厚塗り地獄を終わらせてくれたのは、「粉の前に仕込むか、液の後に薄く乗せて境目だけをぼかす」という基本の順番に立ち返ることでした。
正しい順番で重ね、パウダーでそっとロックした瞬間、あんなに悩んでいたシミが自然に目立たなくなり、夕方になっても全く崩れていなかった感動は今でも忘れられません。
隠そうと焦る時こそ、基本の順序に立ち返る冷静さが美肌への一番の近道だと確信しています。
🛁 Chocobraからの提案:コンシーラーとは別に、小鼻の毛穴ケアのご案内
ファンデーションを落としたあとの素肌の夜に、小鼻まわりの毛穴ケアを足してみるのも一案です。
小鼻の赤みが気になる日は無理をせず、肌荒れや赤みが落ち着いた後の週1のスペシャルケアとして試してみてください。
- 蒸しタオルや入浴の蒸気で小鼻を温め、温感ジェルをくるくるとなじませて皮脂をゆるめる
- しなやかなシリコンブラシを小鼻の脇に添え、擦らず軽い圧でなでるように洗う
- 洗い流して水気を押さえたら、ビタミンC誘導体美容液を指先でなじませる
赤みやヒリつきが強いときは、ケアを控えて保湿を優先しましょう。


