リップバームおすすめの選び方!昼夜の使い分けと縦塗り手順

リップバームを夜用、携帯用、口紅下地用など目的別に選ぶポイントをまとめた美容ボード

「唇がすぐカサつくけれど、自分に合うリップバームのおすすめはどれ?」と迷っていませんか。

濃密なツヤで唇を包むバームだからこそ、ベタつきすぎず、一日快適に使える1本を選びたいですよね。

実は、昼のメイク前と夜の集中保湿では、選ぶべき容器形状や油分の重さが大きく変わってきます。

この記事では、目的別のリップバームの選び方と、縦ジワに沿って密着させる塗り方を解説します。

自分に合うのはどれ?リップバームおすすめの選び方4つの基準

① 夜の集中ケアには「ジャータイプ×ワセリン・シア脂高配合」を選ぶ
寝ている間の乾燥対策には、指やスパチュラでたっぷり取って厚めの保護膜を作れるジャータイプが適しています。ワセリンやシア脂、ミツロウが睡眠中の水分蒸発をしっかり防ぎます。
② 外出先の塗り直しには「スティック・チューブタイプ」を選ぶ
日中に手を汚さずサッと保湿したい場面では、繰り出し式のバームや斜めカットのチューブ型が便利です。体温でとろけるオイルバーム処方なら、鏡を見ずにツヤを足せます。
③ 口紅の下地や血色感アップには「薄膜・カラーバーム」を選ぶ
マットリップの前に仕込むなら油分が軽めなスクワラン・ホホバ種子油ベースのバーム、すっぴん風メイクならほんのり色づくティントバームやUVカット機能付きを選ぶと1本2役で活躍します。
④ 荒れやすい唇には「無香料・グリチルレチン酸ステアリル配合」を選ぶ
皮むけやヒリつきを繰り返しやすい方は、メントール(清涼剤)や強い香料を避け、肌荒れ防止成分のグリチルレチン酸ステアリルやトコフェロール、セラミドを配合した低刺激設計を選びます。
⚠️ リップバーム選びと使い方のNG行動
唇がガサガサに荒れているときに、スースーする強い清涼感タイプやプランパー成分入りのバームを横に強く往復塗りするのはNGです。薄い角質層がめくれて摩擦ダメージが深まる原因になります。

🔬 なぜリップバームは唇がしっとりするのか?構造と保湿の仕組み

1. 焼きたてのデニッシュに溶かしバターを刷毛で塗って乾燥を防ぐような仕組み

顔の中でも唇は特別な構造をしており、頬や額にあるような皮脂腺や汗腺がほとんど存在せず、自ら皮脂膜を作って水分を守る力がとても弱い部位です。

これはベーカリーで焼き上がったばかりのデニッシュパンをそのまま空気にさらしておくと、表面の水分が抜けてパサパサに硬くなってしまう状態によく似ています。

そこで職人さんが温かいデニッシュの表面に溶かしバターやシロップを刷毛で塗ってツヤと柔らかさを閉じ込めるように、リップバームの濃密な油脂成分が唇の表面にピタッと密着し、人工の保護ヴェールとなって内側のうるおいを守り抜くのです。

2. スティック型リップクリームと「バーム」のテクスチャー・密着力の違い

一般的な硬めのスティック型リップクリームは、形を保つためにロウ(ワックス)成分の比率が高く、表面をさらっとコートするのに向いています。

一方、リップバームは体温(約32〜36℃)に触れた瞬間にふわりと緩む半固形のオイルやバター成分が多くブレンドされており、唇の細かな凹凸や縦ジワの溝まで隙間なく入り込むのが特徴です。

クッションのような厚みのある油膜が唇の上に留まるため、上下の唇をすり合わせたときの摩擦を和らげ、ふっくらとしたツヤ感を長時間キープできます。

3. リップバームでチェックしたい代表的な保湿・整肌成分

成分表示を見るときに知っておきたい主な配合成分の役割を整理しました(参照:日本化粧品工業会 化粧品成分情報)。

  • ワセリン・ミツロウ・キャンデリラロウ(密着保護成分):唇の表面に水を通しにくい保護膜を作り、水分の蒸発と外部の乾燥空気をブロックします。
  • シア脂・ホホバ種子油・オリーブ果実油・スクワラン(エモリエント成分):体温でなめらかにとろけて角質層を柔らかくほぐし、しなやかなハリを与えます。
  • セラミドNP・ヒアルロン酸Na・ハチミツ(保湿成分):角質層にうるおいを抱え込ませ、乾燥による縦ジワを目立ちにくく整えます。
  • グリチルレチン酸ステアリル・トコフェロール・パンテノール(整肌成分):唇のキメを整え、乾燥によるカサつきや荒れを防ぎます。

⚠️ リップバームを使っても唇が乾く人が見直したい3つの注意点

1. 唇のシワを横切るように左右へゴシゴシ往復塗りしている

スティックや指先を使って、唇の端から端へ「左右」に何度も往復させながらバームを塗り広げていませんか。

唇のシワは「縦方向」に走っているため、真横に滑らせるだけではシワの谷間にバームが届かず、表面の出っ張った部分ばかりが擦れて皮むけを招きます。

バームを乗せるときは唇の繊維に沿って、上から下・下から上へと小さな楕円を描くか縦方向に動かし、『唇の縦ジワに沿って縦方向に優しくなじませるのが鉄則』です。

2. 食事や飲み物のあと拭かずにジャーへ直接指を入れている

ランチやお茶のあとに、口元の油分や水分をティッシュで拭かないままバームを重ねたり、洗っていない指でジャータイプのバームをすくったりしていませんか。

容器の中に食べかすや唾液、雑菌が混入すると、植物オイルやバター成分が酸化・変質しやすくなり、匂い変化や唇の荒れにつながります。

食後は一度ティッシュで唇を軽く押さえて清潔にし、ジャー容器は清潔な指またはスパチュラで取るようにして、『塗布前の唇とバームを取る指先は常に清潔な状態を保つのが鉄則』です。

3. 口紅を塗る直前に重たいバームを厚塗りしてヨレさせている

朝のメイク時、夜用のこっくりした高密着バームをたっぷり塗った直後に、そのまま口紅やリップティントを重ねていませんか。

唇の上に厚い油分の層があると、後から乗せる口紅の色素が弾かれてムラになり、カップへの色移りや輪郭のにじみが起きやすくなります。

口紅の下地として使うときは、メイクの最初にバームを塗っておき、口紅を塗る直前にティッシュで表面の余分な油分を軽くオフして、『口紅の前はバームの余分な油分をティッシュで軽く押さえてから重ねるのが鉄則』です。

👣 ふっくら唇を育てる!リップバームの正しい塗り方4ステップ

  1. ステップ1:唇の水分や油汚れをティッシュでそっと押さえる
    バームを塗る前に、清潔なティッシュや濡らして絞ったコットンで唇の表面を軽く押さえ、付着している汚れや余分な水分を取り除きます。
  2. ステップ2:米粒〜あずき粒大を取り、指の腹または唇の上で温める
    ジャーやチューブの場合は清潔な薬指の腹に米粒〜あずき粒大を取り、少し体温で緩めます。スティックの場合は唇の中央に2秒ほど当てて表面のバームをじんわり溶かします。
  3. ステップ3:中央から口角へ向かって「縦方向」になじませる
    上下の唇の中央から口角に向かって、縦ジワの溝を埋めるように小さな縦ストロークで優しく広げます。乾きやすい口角や輪郭のキワまで丁寧に行き渡らせます。
  4. ステップ4:夜は1.5倍量を重ねてスリーピングパックにする
    就寝前は日中よりも少し多めの量を重ね、唇全体をぷるんとした厚みのヴェールで包み込みます。翌朝、洗顔時にぬるま湯でふやけた角質を優しく流すと、つるんとした唇に整います。

❓ リップバームの選び方とケアに関するよくある疑問(Q&A)

Q1. リップクリームとリップバームは併用した方がいいですか?

同じ保湿アイテムなので重ねる必要はなく、シーンで使い分けるのがおすすめです。日中の外出先には軽やかなスティック型、帰宅後や就寝前の集中ケアには密着力の高いジャー・チューブ型を使うと効率的です。

Q2. 色つき(カラー)リップバームは夜寝るときにも使えますか?

色つきタイプやティント処方のバームには着色料が含まれており、寝具への色移りや唇への色素残りの原因になるため日中用として使ってください。就寝前は必ず無着色タイプの保湿バームを選びましょう。

Q3. 冬にバームが硬くなって取りにくいときはどうすればいいですか?

シア脂やミツロウ、ワセリンを多く含むバームは低温で硬くなる性質があります。無理に爪で掘り起こすのではなく、清潔な指の腹をバームの表面に3〜5秒ほど置いて体温で溶かすように取ると、なめらかな質感に戻ります。

Q4. 唇の皮がむけているとき、剥がしてから塗った方がいいですか?

指で無理に皮を剥がすのは絶対にNGです。正常な角質までめくれて出血や荒れの原因になります。めくれた皮の上からバームをたっぷり乗せて保護し、入浴時や翌朝に自然とふやけて取れるのを待つのが正解です。

Q5. リップバームにも使用期限はありますか?

リップバームは唇や空気に触れる頻度が高いため、一度開けたら1シーズン(約6ヶ月)を目処に使い切るのが安心です。以前と違う油っぽい匂いがしたり、分離や変色が見られたりした場合は、残っていても新しいものへ買い替えてください。

Q6. 紫外線対策としてUVカット入りのバームは必要ですか?

唇はメラニンが少なく紫外線の影響を受けやすいため、日中の屋外ではSPF表示のあるUVリップバームを取り入れるのがおすすめです。ただし帰宅後はクレンジングでオフし、夜はUV成分を含まない保湿バームへ切り替えましょう。

📘 まとめ:昼と夜のバーム使い分けと縦塗りで潤う唇へ

リップバームを選ぶには、日中の持ち歩きには軽やかなスティック・チューブ型、夜の集中ケアにはワセリンやシア脂配合のジャー型というように、場面に合わせて形状と油分を見極めることが大切です。

唇の縦ジワに沿って優しく縦塗りし、口紅の前はティッシュオフで密着度を高める。
毎日の丁寧なバーム習慣で、乾燥知らずのふっくらツヤやかな唇をキープしていきましょう。

🌱 ちふゆのひとことメモ

昔の私は、「とにかく一番しっとりするバームを1日中塗っておけば安心!」と思い込み、夜用の重たいバームを朝の口紅の直前にも横塗りして失敗していました。
その結果、口紅が滑って色が乗らないうえに、縦ジワの奥にはバームが入っておらず、昼過ぎには内側だけ皮むけしていたんです。

それからは「朝は軽いスティックを縦塗りしてティッシュオフ、夜は濃密バームを塗って寝る」という使い分けに変えたところ、唇の荒れに悩まなくなりました。

朝用と夜用の2本を持っておくだけで唇の快適さが変わりますので、ぜひライフスタイルに合わせて選んでみてくださいね。

🛁 Chocobraからの提案

夜のバームを塗る前の入浴時に、落ち着いた日のケアとして、小鼻の毛穴も整えるなら、3つの手順が役立ちます。

  • 🧴 温感マッサージジェルで小鼻やあご先の皮脂汚れを緩める:入浴中の温まった肌へ乗せ、くるくると優しく馴染ませ、詰まりをほぐします。
  • 🪥 高密度シリコンブラシで小鼻のキワを優しくなぞる:摩擦を避けてそっと当て、浮き上がった角栓を、圧をかけずに掻き出します。
  • 💧 ビタミンC誘導体美容液ですすぎ後の素肌をキュッと引き締める:お風呂上がりにすぐ馴染ませ、続けて保湿とリップケアで、うるおいを守ります。

夜の集中リップバームと、週末の毛穴ケアで、口元まで清潔な素肌を、育てていきましょう。

毛穴の目立たない清潔感のある肌へ。
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この記事を書いた人

Chifuyu Satoのアバター Chifuyu Sato Chocobraラボ研究員

元・大手化粧品メーカーの研究員。美容成分の研究にも携わり、成分知識に精通。
自身の毛穴悩みをきっかけに、成分設計と皮膚科学の知見をもとに「角栓を構造から捉えなおす」独自の毛穴ケア理論を構築。
皮脂の酸化と角栓の層構造に注目し、“動かして流れを整える”毛穴マッサージケアという新しい概念を提唱。

これまで数百種のスキンケア製品と美容医療を実体験しながら、
「肌悩みに寄り添う科学」をコンセプトに、習慣として続けられる本質的なケアを追求し、Chocobraを開発。
現在は、自社ブログ・note・SNSを通じて、毛穴ケアに関する考え方をわかりやすく発信しながら、ブランドの世界観づくりから商品設計までを一貫して手がけている。