エリクシールの化粧水はⅠ・Ⅱ・Ⅲと種類が多く、売り場で手が止まりやすい棚です。
番号の意味が分からず、なんとなく真ん中を選んで季節が変わって困ることもあります。
見落としやすいのは、番号がとろみの好みではなく必要な油分量を示している点です。
夏や脂性肌はⅠ、標準はⅡ、冬や乾燥にはⅢ。季節と肌状態で番号を決めます。
🔤 シリーズと番号、二段階で絞り込む
まずシリーズで目的を決め、そのあと番号で使用感を合わせます。順番を逆にすると迷います。
リフトモイストの系統が該当します。頬の位置が下がって見える、毛穴がしずく型に伸びてきたという悩みに向いた設計です。
年齢とともに気になる項目が増えたら、この系統から入るのが分かりやすい選び方になります。
配合されている有効成分は外箱の欄に記載があります。医薬部外品の表示があるかどうかも、そこで確認できます。
とろみは番号で選べるので、ハリ狙いでもさっぱりした使用感を選ぶことができます。
使用感が合わないと毎日の工程がおっくうになります。目的が合っていても、続けられなければ意味がありません。
店頭に試せる見本があるなら、手の甲で伸ばして残り方を確かめてから決めてください。
ブライトニングの系統が候補です。日中に紫外線を浴びる時間が長い人ほど、この方向のケアが噛み合います。
ただし夜だけでは追いつきません。朝の日焼け止めまでを一組として考えてください。
明るさとハリの両方が気になる場合は、季節ごとにシリーズを入れ替える運用もできます。紫外線の強い時期は明るさ、乾く時期はハリという分け方が分かりやすい形です。
ルフレの系統は、皮脂と水分のバランスに向けた設計です。番号の呼び方も他の系統と少し違うため、店頭で見比べてください。
Tゾーンだけ光るのに頬は乾く、という状態の人が最初に手に取りやすい入口になります。
皮脂が落ち着いてきたら、ハリや明るさの系統へ移る。年齢や季節に合わせて乗り換えられるのも利点です。
小さい番号ほど軽く、大きい番号ほどしっとりします。好みではなく、今の肌の乾き具合で決めてください。
湿度の高い季節や皮脂の多い時期は小さい番号、暖房で乾く時期や粉をふくときは大きい番号。この基準が最も外れません。
迷ったら真ん中から始めて、二週間後の夕方の頬で判断すると決めやすくなります。
朝と夜で番号を変える人もいます。夜は大きい番号、朝は小さい番号という使い分けなら、崩れと乾きの両方に対応できます。
肌の状態は季節で動きます。冬にちょうどよかった番号を夏も使うと、重さとテカリの原因になります。番号は固定するものではなく、季節ごとに見直すものだと考えてください。
🍛 同じカレーの、甘口と辛口
番号の意味は、レストランの注文票に置き換えると一瞬で分かります。
🌶 辛口が上等というわけではない
メニューに甘口、中辛、辛口と並んでいても、辛口が上等な料理というわけではありませんよね。ベースの味は同じで、自分に合う辛さを選ぶだけです。
化粧水の番号もこれと同じで、大きい数字が高級なわけでも、効果が強いわけでもありません。
選ぶ基準は、その日の自分がどれを心地よく感じるか。ただそれだけです。背伸びして選ぶ理由はどこにもありません。
🍚 季節や体調で、好みの辛さは動く
夏に汗をかきながら食べる辛口と、寒い日に体を温めたい辛口では、感じ方がまるで違います。
肌も同じで、乾く冬にちょうどよかったしっとり感が、湿度の高い夏には重く感じられます。
だから、シリーズは変えずに番号だけ入れ替えるという調整が理にかなっています。
🔁 第1段階でシリーズ、第2段階で番号
第1段階では、何を目的にするかでシリーズを決めます。ハリなのか、明るさなのか、バランスなのか。
第2段階では、その中で今の乾き具合に合う番号を選びます。ここは季節ごとに変わって構いません。
目的と使用感を分けて決めると、棚の前で悩む時間がぐっと短くなります。
この二段階は、乳液やクリームを選ぶときにもそのまま使えます。同じ物差しを持っておくと、棚全体が整理されていきます。
迷った日は、シリーズだけ先に決めて番号は保留にしても構いません。半分決まっているだけで、次の判断が軽くなります。
⚠️ 選び方でつまずきやすい3つの落とし穴
迷いの原因は、番号とシリーズを一緒に考えてしまうことにあります。
🥄 とろみの強さで保湿力を判断していませんか?
手に取ったときのとろみだけを見て、こちらのほうが効きそうだと決めていませんか。
とろみは使用感を整える設計によるもので、肌に届く水分の量とは別の話です。
その結果、重いものを選んでベタつきに悩み、軽いものへ変えたら乾く、という往復が起きます。
だからこそ、『番号は感触ではなく、夕方の頬の状態で決めるのが鉄則』です。
🧻 コットンで顔全体をこすっていませんか?
しっかりなじませようとして、コットンで往復させていませんか。
繊維に吸われる分があるうえ、動かした回数だけ表面に力がかかります。
その結果、頬に赤みが出て、化粧水そのものが合っていないと誤解してしまいます。
だからこそ、『手のひらで面のまま押さえて含ませるのが鉄則』です。
🔄 効果が出ないからと、シリーズごと変えていませんか?
二週間で手ごたえがないと、別のシリーズへ移っていませんか。
使用感が合っていないだけの場合、シリーズを変えても同じ違和感が残ります。
その結果、目的に合っていたはずの系統を手放し、また一から探し直すことになります。
だからこそ、『まず番号だけを一段変えて試すのが鉄則』です。
👣 番号を使いこなす4ステップ
入れ方を固定すると、番号の違いがはっきり感じ取れます。
- ステップ1:洗顔後、手のひらに広げて顔全体を包み込む
動かさずに、あごと額へ5つ数えるあいだ押し当てます。 - ステップ2:粉をふきやすい部分にだけ、二度目を重ねる
口角と目の下は、この二度目で十分に足ります。 - ステップ3:指の腹が吸いつくまで待ってから次へ進む
この待ち時間が、番号の違いを分かりやすくします。 - ステップ4:夕方の頬を触って、番号が合っているか確かめる
粉をふくなら上げ、ベタつくなら下げます。
この確認を季節の変わり目ごとに行うと、一年を通して同じ心地よさが保てます。
年に四回、番号を見直す日を決めておくだけで十分です。売り場で悩む時間がほとんどなくなります。
使い切る前に次を買う必要はありません。残りが少なくなってから、そのときの肌で番号を決めてください。
❓ エリクシールの化粧水でよくある質問
Q1. 詰め替え用は販売されていますか?
製品によって取り扱いが分かれます。ブランドの公式ページか店頭で、手元の一本に対応する詰め替えがあるかを確認してください。
Q2. 手とコットン、どちらでつけるべきですか?
手のひらを勧めます。コットンは拭き取りが目的の製品向けで、含ませるだけなら手のほうが量も加減も調整できます。
Q3. 明るさ向けのシリーズでも、ハリは出ますか?
保湿による印象の変化は出ます。ただし主目的が違うため、ハリを最優先にするなら、その方向のシリーズを選ぶほうが噛み合います。
Q4. 朝に使うと化粧が崩れます。
番号が今の季節に対して大きい可能性があります。朝だけ一段下げるか、乾く場所にだけ重ねる二段階の入れ方に切り替えてください。
Q5. 20代や30代が使うのは早すぎますか?
年齢よりも肌の状態で選んでください。乾きやテカリの悩みがあるなら、その悩みに向いた系統を選ぶだけです。
Q6. 有効成分はどこで確認できますか?
医薬部外品であれば、外箱に有効成分の欄があります。売り文句ではなくこの欄を見ると、シリーズごとの狙いが分かります。
Q7. 番号を変えたら、どのくらいで違いが分かりますか?
使用感の違いは初日から分かります。乾きやテカリの変化は二週間ほど見てください。その間は他の工程を動かさないでください。
Q8. 乳液も同じシリーズでそろえるべきですか?
そろえると設計上の相性は良くなりますが、必須ではありません。役割さえ噛み合っていれば、別のブランドの乳液でも問題なく重なります。
📘 まとめ
甘口と辛口に上下がないように、番号にも優劣はありません。あるのは季節との相性だけです。
目的でシリーズを決め、今の乾き具合で番号を決める。季節ごとに見直してください。
🌱 ちふゆのひとことメモ
昔の私は、しっとりするほど良い化粧水だと思い込んでいて、真夏でもいちばん大きい番号を使い続けていました。
ところが夕方には鼻すじがてかって、化粧が浮いていました。夏だけ番号を下げてみたら、同じシリーズなのに一日の終わりの顔がまるで違ったんです。
選び直すというと、まったく別のものを探しに行きたくなりますよね。でも、手元の棚の中で一段変えるだけで解決することは、思っているよりずっと多いんです。
🛁 Chocobraからの提案
番号を合わせても小鼻の毛穴が気になる日は、詰まりのほうに原因があるかもしれません。
🧴 温感ジェルでかたまりやすい角栓まわりをやさしくゆるめ
🪥 シリコンブラシで指の届かないくぼみを動かして流れを整え
💧 ビタミンC誘導体美容液でお手入れのあとの肌をうるおします。
入浴時のこの三つを重ねると、化粧水の入り方そのものが変わってきます。


