「鼻の黒ずみに10年悩んだ私が、開発者になるまでの話」

目次

第1章|10年間、黒ずみに悩み続けた私の毛穴迷走記録


「どれだけケアしても、また黒ずんでくる」
「スクラブを使った翌日は一瞬マシになるけど、数日後にはもっと悪化してる気がする」

これは、かつての私が10年にわたって繰り返し感じていたことです。
黒ずみ対策のアイテムは数え切れないほど試しましたし、毎晩ケアにかける時間も惜しまなかった。
それでも鏡を見るたび、私は自分の鼻にうんざりしていたんです。

「どうしてこんなに頑張ってるのに、むしろ悪くなっていくの?」

この問いにちゃんと答えられるまで、10年かかりました。


📅最初の違和感は、中学3年の春だった

毛穴の存在を意識しはじめたのは中学3年生の春。
最初はなんとなく、「鼻の表面がざらざらしている気がするな」という程度。
でも、日を追うごとにそのざらつきは黒ずみへと変わっていきました。

高校生になる頃には、明らかに鼻の毛穴が黒く“ポツポツ”して見えるようになり、
鏡を見るたびに気になる。
友人に指摘されたことはないけれど、自分の視線が毛穴から離れない

「もっとちゃんと洗わなきゃ」
「皮脂が多いんだろうな」
「スクラブとかピーリングが効くかも」──

気づけば、私は黒ずみと“戦うこと”をスキンケアの中心に据えていました。


💸スクラブ、吸引、押し出し、なんでも試した

大学生になった頃には、美容情報を漁るのが日課になっていました。
Amazonレビュー、Instagramのバズ投稿、YouTubeのスキンケア動画──

そこで得た情報を信じて、こんなことを繰り返していました。

  • 粒子入りスクラブで「ざらつきオフ」
  • 炭入りパックで「吸着」
  • 皮膚科のピーリングにも手を出したことがある
  • お風呂上がりに綿棒や指で角栓を押し出す
  • 毛穴吸引機を週に2〜3回使う

どれも最初の数日は改善したように見えます。
でも、数日後にはまた“いつもの毛穴”に戻っている。

そしてそのサイクルが進むごとに、
毛穴の開きは大きくなり、黒ずみは深くなっていきました。


🌀やればやるほど「やらなきゃ不安になる」ループへ

一番つらかったのは、ケアが“義務”になっていたこと。

  • 朝起きたらすぐ、鏡で毛穴チェック
  • 小鼻のキワを拡大鏡で確認
  • 化粧前にコンシーラーを厚塗り
  • 外出先のトイレでも毛穴が気になる
  • 夜は“毛穴リセットタイム”として吸引・洗浄・冷却をセットで実施

これを1日でもサボると、「明日もっと悪化するかもしれない」と不安になった。
気づけば、ケアは“毛穴の改善”ではなく“毛穴への恐怖”を静めるための行為になっていた。


💬誰にも言えなかった「毎日毛穴のことしか考えてる自分」

肌悩みって、実は周りに話しにくいものです。
特に“毛穴の黒ずみ”は、スキンケアに詳しい人からは「それ基本でしょ?」と思われやすく、
美容意識が低い人からは「気にしすぎじゃない?」で片付けられる。

だから私は、ずっと1人で悩んでいました。
SNSで検索して、似た悩みを抱えている人を探して、
でもどれも「これ1つで黒ずみゼロ!」みたいな投稿ばかり。

「本当にわかってくれる人なんて、いないのかもしれない」

そんなふうに思いながらも、私は毎日、毛穴と戦い続けていました。


✅まとめ|一番荒れていたのは「一番ケアしていた時期」だった

今思えば、私の毛穴が一番荒れていたのは、一番努力していた時期だった気がします。

  • ケアを詰め込みすぎて、肌のバリア機能が弱っていた
  • 皮脂が出すぎて、余計に詰まりやすくなっていた
  • “ケアしなきゃ”という不安が、肌にも心にもストレスを与えていた

でも当時は、そのことに気づく余裕なんてなかった。

「これでもダメなら、何をやればいいの?」
「もう一生この毛穴と付き合っていくしかないの?」

──その問いに対する答えは、
思いがけないところに転がっていました。


次章【第2章|🧪「黒ずみ=汚れ」ではなかった?皮膚科学で知った真実】では、
私が「毛穴構造の本質」と出会い、長年の思い込みが音を立てて崩れていった瞬間を語ります。

🧪第2章|「黒ずみ=汚れ」ではなかった?皮膚科学で知った真実


どんなにケアしても、黒ずみは戻ってきた。
毎日毎日、自分の肌と戦ってきた。

でも、ある日ふと読んだ皮膚科学の教科書が、
その10年をたった一文で崩壊させました。

「角栓は皮脂と角質が混ざってできた“構造体”であり、外からの汚れではない。」

その瞬間、脳がぐるぐる回りました。

「え?汚れじゃないの?」
「じゃあ、今までのスクラブもパックも意味なかったの?」

これは、私の中で最初の“黒ずみ神話の崩壊”でした。


📚皮膚科学に出会って、毛穴の正体が“構造”だと知った

最初はSNSで偶然目にした、皮膚科医の一言がきっかけでした。

「毛穴の黒ずみは、皮脂と角質の滞留と酸化による構造的な問題です。」

興味本位で調べ始め、図書館や論文データベースで専門書を読み漁るうちに、
次々と新しい“事実”が見えてきました。

  • 毛穴には常に皮脂が分泌されている
  • 古い角質が自然に剥がれ、毛穴内で皮脂と混ざる
  • 動きがなければ、それらが溜まり、酸化して硬化する
  • それが、角栓という「再構築される構造体」になる

角栓=汚れではなく、皮膚の自然な生理現象の一部だったんです。


⚠️洗っても、吸引しても、また“戻る”理由が分かった

私が10年間悩まされてきた「戻ってくる毛穴」の正体──
それは、「取り残し」でも「洗い残し」でもありませんでした。

“構造が変わっていなかった”だけだった。

しかも、皮脂と角質の混合→滞留→酸化→角栓の再構築までのサイクルは、
約48時間で完了するとされていました。

つまり:

  • スクラブで取っても、2日後にはまた詰まってる
  • 吸引しても、すぐに“中身”がまた動き出す
  • 皮膚の自然なリズムの前では、対症療法は無力

これを読んだとき、今までのケアは“その場しのぎ”だったんだと気づいたんです。


🌀角栓は「再構築」される。だから「構造を止めなければ意味がない」

ここで私が本当にゾッとしたのは、
黒ずみの“再発”が起きるのは、ケアが足りなかったからではなく、
構造が毎日“再構築”されているからだったという事実。

つまり、私たちの毛穴はこうなっている:

  • 皮脂が毎日少しずつ分泌され
  • 角質が自然と剥がれ落ち
  • 滞れば角栓になり
  • 酸化すれば黒ずみになる

この**“詰まる構造”は、完全に内側から作られている**。

それを「外から取ろう」「押し出そう」としていた私は、
まるで水の流れを止めずにバケツだけ置いていたようなものでした。


💬“ケアしてるのに汚くなる”のは、構造への理解がなかったから

あのときの私は、確かに努力していた。
たくさん調べて、買って、塗って、剥がして、押し出して。
でも、どれも「構造の外側」でしかなかった。

  • 肌は動いていた
  • 皮脂は止まらなかった
  • 滞ればまた詰まった
  • 私は“戻る”ことに、また絶望した

だけど──
その“戻る毛穴”には、明確な構造的理由があったんです。

そしてそれは、変えられるものだった


✅まとめ|「黒ずみ=汚れ」は10年の誤解だった

  • 黒ずみの正体は、皮脂と角質が再構築される“構造体”
  • 外からの汚れではなく、内側から自然にできてしまうものだった
  • スクラブや吸引では“構造のサイクル”を止めることはできない
  • 毛穴が戻るのは、ケアが足りないのではなく“構造が変わっていない”から
  • 構造を止めない限り、何をしても2日後にはまた詰まってしまう

次章【第3章|💡毛穴は“歯”だった?再構築と予防思想の接続】では、
この「構造を止めるにはどうすればいいのか?」という疑問に答えるヒントとなった、
予防歯科との意外な共通点とケア思想の転換点を語ります🦷

💡第3章|毛穴は“歯”だった?再構築と予防思想の接続


「構造が再構築されるなら、どうやって“戻らない”状態を作ればいいんだろう?」

皮膚科学を学び、角栓の正体を知った私が直面したのは、“その先”の問いでした。
詰まりは内側から自然にできる。ならば、構造そのものを変えるしかない

けれど、どうやって?
どんなアプローチで?
日常の中で“構造の変化”なんて、どうすれば実現できるの?

そんな悩みを抱えていたある日──
チーム内で交わされた何気ない会話が、すべてをひっくり返しました。

「これって、歯と一緒じゃない?」


🦷虫歯と角栓は、同じ構造問題だった

歯は、虫歯になる前に「磨く」のが常識。
食べカスや細菌が集まり、48時間以内に除去しないと「プラーク」が歯石へと変わる。
歯石になれば、もう簡単には取れない。削るしかない。

つまり、歯の健康を守るには──

  • プラークを“構造化させない”ことが重要
  • “毎日のリズム”でそれを防いでいる
  • 「磨く」という行為は、“完成を崩す”行為だった

…この構図、完全に毛穴と一緒じゃないか?


🌀毛穴の黒ずみも、“完成前に崩せば”再発しない

角栓も、同じです。

  • 皮脂と角質が毛穴内で滞り
  • そのまま放置されれば“構造化”する
  • 酸化し、硬化し、黒ずみになる

でもそれは、「完成してしまったから目に見える」だけであって──
その手前で流せば、“構造体”にはならない。

毛穴は“黒ずんでからケアする”のではなく、
“黒ずまないように日々崩していく”ことで、戻らない毛穴が作れる。

まさに、歯磨きと同じ発想でした。


💡「磨く」は“削る”じゃなかった。“信じて整える”ことだった

このとき、私ははじめて「毛穴を磨く」という言葉に、説得力を感じました。

だって、歯だって磨くけれど、削ってはいない。
壊しているわけじゃない。
ただ、汚れが“構造化しないように”、日々整えているだけ。

毛穴も同じでいい。
そっと、毎日“流れ”を作ってあげればいい。

  • 強い圧でゴシゴシする必要なんてない
  • ピーリングで剥がす必要もない
  • 高価な美容液で中和する必要すらないかもしれない

ただ、「少し動かす」だけで、構造は完成しなくなるんです。


🔄「構造が戻る前に、崩せるかどうか」が勝負だった

皮膚科学を学び、予防歯科をヒントにした結果、
私が導き出した毛穴ケアの本質は、こうでした:

  • 角栓は、再構築される“構造体”である
  • それを完成させないには、“毎日動かすリズム”が必要
  • 黒ずむ前の“目に見えない変化”の段階で崩せれば、毛穴は詰まらない
  • それは「削る」ではなく「整える」ケアだった

このとき私はようやく、10年戦ってきた“敵”と、少しだけ仲良くなれた気がしました。


✅まとめ|毛穴は“構造体”だからこそ「磨く」というケアが必要だった

  • 黒ずみは“構造が完成した結果”であり、原因ではない
  • 構造が崩れない限り、どれだけ取っても意味がなかった
  • 毎日少しだけ動かせば、角栓は“完成しない”
  • 「磨く」という行為には、肌と戦わず“付き合う”という姿勢がある
  • これは、信じるケア。肌の流れを守るケア

次章【第4章|🛠思想をカタチに──Chocobra開発の裏で向き合ったこと】では、
この“磨くケア”という概念をどうやって製品に落とし込んでいったのか
思想からプロダクトへ至るリアルな設計プロセスを赤裸々に語ります。

🛠第4章|思想をカタチに──Chocobra開発の裏で向き合ったこと


「毛穴は構造体」
「戻らない毛穴には、構造そのものを変えるケアが必要」
「それには“磨く”という新しい発想が有効」──

ここまでは、あくまで“概念”でした。
でもそれを日々のケアに落とし込むには、誰でも迷わず再現できる“道具”が必要でした。

そして私たちは、それをゼロから設計する覚悟を決めたんです。


🎯目指したのは、「構造を変える動き」を“習慣化できる形”にすること

構造が再構築されるのは48時間以内。
ということは、ケアは毎日必要ということ。
でも、そのケアがめんどくさかったり、痛かったり、使い方が難しければ──絶対に続かない。

だから、Chocobraが担うべき役割はこうでした:

  • 毎日できる
  • 気持ちよく続けられる
  • それでいて、角栓の“構造化”を止めるだけのパワーを持つ

つまり──“継続可能な構造破壊”という、矛盾を成立させるデバイスが必要だったんです。


🧠4つの設計コンセプト:「動かす」「整える」「守る」「続けられる」

Chocobraの開発で最もこだわったのは、設計思想と使用体験が一致することでした。
つまり、「肌を磨いているつもりが、構造を変えていた」という体験設計です。

そのために、以下の4つの条件をクリアする必要がありました:

  1. 角栓に負けない“圧”を伝える硬さ(皮脂を動かせる最低限の力)
  2. 肌を傷つけない“設置面”の分散構造(点ではなく面で圧を伝える)
  3. 手の動きと一体化する“フィット感”(圧を逃さない造形)
  4. 湿潤環境で“摩擦と導流”が両立する素材感(お風呂や洗顔と自然に連携)

この時点で、既製品では対応不可能。
金型からの完全オリジナル設計がスタートしました。


🛠金型が抜けない。硬さが出ない。量産できない──絶望の日々

正直、ここが一番きつかったです。

  • ブラシの放射状設計が複雑すぎて、金型から抜けない
  • 抜けても、シリコンが均一に流れず硬さにムラが出る
  • 中国工場では「この構造は量産向きじゃない」と一蹴されたことも

それでも、日本の金型職人との出会いが突破口になりました。

「この構造なら、抜き方向に逃げ道をつくって“しなり”を持たせればいけるかもしれない」

この日から、Chocobraの“本当の意味での設計”が始まりました。
私たちは単に形を作っていたんじゃない。
“再構築されない構造”を現実世界に作ろうとしていたんです。


💬“強すぎず、弱すぎず”──ギリギリを見極める感覚設計

Chocobraのブラシは、シリコン製でありながら“やや硬め”に設計されています。
これは、以下の点に対応するためです:

  • 指や柔らかいブラシでは届かない“皮脂の滞留ライン”に圧を届ける
  • 強すぎると肌を傷めるが、弱すぎると皮脂が動かない
  • 高粘度ジェルと併用することで、摩擦を制御しながら圧を伝達する

そのバランスの見極めには、何度も自分の顔で試しました。
赤くなったり、摩擦が残ったり、使い方が安定しなかったり…

でも、最終的に辿り着いたのは、**「流れを起こすには、圧が必要」**というごく当たり前の答えでした。


✅まとめ|「毛穴を磨く」を、誰でも毎日できる形にしたかった

  • Chocobraは、“構造を再構築させない”ための圧と形を設計した道具
  • 毎日ケアできるように、手に馴染む造形とやさしい硬さに調整
  • お風呂や洗顔と自然に連携し、“気負わず使える”習慣設計を徹底
  • 目に見える毛穴だけじゃなく、“構造の再構築”を止めるための道具
  • これはプロダクトではなく、「毛穴と付き合い直すためのツール」なんです

次章【第5章|💬毛穴と戦わなくてよくなった日──「磨く」ケアがくれたもの】では、
このケアを続けることで得た変化──
肌との関係性、自分との付き合い方、そして“ケアする意味”そのものが変わったことについて語ります。

💬第5章|毛穴と戦わなくてよくなった日──「磨く」ケアがくれたもの


10年間、私は毛穴と戦っていました。

  • 黒ずみを“敵”だと思っていた
  • 取っても戻ることに絶望していた
  • ケアしない日は「怠け」だと思って自分を責めていた

でも──
いま、私は「毛穴を磨く」ことを日常にしています。

戦っていません。
責めてもいません。

むしろ、ちょっと愛おしささえある。

なぜなら、「毛穴は信じられるものだった」と、
ようやく思えるようになったからです。


💬「ちゃんと流せば、戻らない」は、本当だった

磨くケアを始めてから、最初の変化は、正直“見た目”ではありませんでした。

  • 朝の毛穴チェックが減った
  • 鏡を見る時間が短くなった
  • 気づいたら、毛穴の存在が“気にならなくなっていた”

つまり、「意識が毛穴から離れた」んです。

これは“見た目が完璧になった”からじゃない。
“流れが保たれている”という手応えが、
私の中の「不安」を静かに消してくれたからでした。


🌀「やらなきゃ」じゃなく、「やっておきたい」に変わった

以前は、毛穴ケアが“義務”でした。

  • やらなきゃ悪化する
  • サボったら後悔する
  • もっと完璧にしなきゃ

でも今は、夜のケアがちょっと楽しみです。

ジェルを伸ばして、Chocobraでくるくる。
2分もかからないこの時間が、
自分を整える“儀式”みたいになったんです。

やらなくちゃ、じゃない。
“やっておくと気持ちがいい”。

これは、心との関係が変わった証拠でした。


💡毛穴と向き合うことは、実は「自分と向き合う」ことだった

振り返ってみれば、私の10年間の戦いは、
毛穴そのものよりも、自分の“目線”との戦いだったのかもしれません。

  • 「汚く見られてないか」
  • 「ちゃんとケアしてるって思われたい」
  • 「肌が荒れてる=自分がだらしない」

そんな思い込みが、
私の手を強くしすぎていた。

でも、構造を知って、思想に触れて、道具に支えられて──
ようやく私は、“肌と自分”のどちらも信じられるようになった気がします。


✅まとめ|「毛穴を磨く」は、肌だけじゃなく“生き方”を変える習慣だった

  • 黒ずみは“戦う対象”ではなく、“整えながら共に生きる構造”だった
  • ケアは、結果ではなく“自分と向き合う時間”だった
  • 「磨く」という言葉には、“信じる力”が宿っていた
  • Chocobraは、10年かけて辿り着いた「誰でもできる信頼設計」だった
  • そして私は今、胸を張ってこう言えます

毛穴は、磨ける。
そしてそれは、自分を信じる第一歩になる。


📘この記事をここまで読んでくれたあなたへ。

もし、毎朝鏡の前でため息をついているなら──
毛穴と、ちょっとだけ“付き合い直して”みませんか?

そのきっかけに、このケアがなれたら嬉しいです。

🧴Chocobraは、公式サイトにて購入可能です。
詳細・使い方・レビューはこちら👇
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