AHAもBHAもひととおり試してみたのに、なぜか小鼻の黒ずみが消えないと感じていませんか。
成分名や仕組みまで一生懸命調べているのに、結局どちらを選べばいいのか毎回分からなくなりますよね。
実は良かれと思って毎晩AHAとBHAの両方を欠かさず重ねて塗る使い方が、静かに肌を荒らしていることがあります。
今夜はAHAかBHAのどちらか一つだけを選び、翌朝の肌の様子を見てから次を決めましょう。
セルフチェック:あなたはどちらのタイプ?
こんな使い方をしていませんか?
- 頬や額まで乾燥しているのに、小鼻の黒ずみ対策として同じ酸を顔全体に塗り広げている
- 「効き目が強い方がいい」と思い込み、AHAとBHAを同じ夜にまとめて重ねて使っている
- 「自分は毛穴タイプだから」と決めつけて、季節や体調の変化を見ずに同じ酸だけをずっと使い続けている
- 使った直後に目立った変化がないと不安になり、翌日も念のため重ねて塗ってしまう
AHAとBHAはなぜ違う働き方をするのか
AHAが顔全体になじむ理由
AHAは水になじみやすい性質を持つ酸で、グリコール酸や乳酸が代表的な種類として知られています。
水になじみやすいため、皮脂の少ない頬や額でもはじかれることなく、肌の表面全体へ均一に広がっていきます。
その結果、古くなった角質が面として少しずつやわらかくほぐれ、肌全体の手ざわりがなめらかに変わりやすくなります。
だからこそ、乾燥や部分的なくすみ、肌全体のごわつきが気になる人には、AHAを顔全体になじませる使い方が向いています。
BHAが毛穴の奥まで入り込める理由
BHAは油になじみやすい性質を持つ酸で、サリチル酸がその代表的な種類にあたります。
皮脂と混ざりやすい性質があるため、水になじむ酸なら弾かれてしまう皮脂の膜をすり抜けて、毛穴の奥まで届くことができます。
そのため毛穴の中に詰まった皮脂や古い角栓にじかに働きかけ、数日たってからするんと緩んで取れることがあります。
だから小鼻など皮脂が多く毛穴が目立ちやすい一点にだけ、ちょんとのせるような使い方が合っています。
同じ「酸」でも肌への届き方が変わる理由
AHAとBHAはどちらも古い角質をやわらかくする酸ですが、なじみやすい相手が水か油かという点が違います。
この性質の違いによって、同じ顔の上であっても、広がる範囲と届く深さがまったく変わってきます。
そのため「刺激が強い方を選べば早く整う」という考え方は、この2つの酸には当てはまりません。
顔全体を広く整えたいのか、毛穴という一点を狙いたいのか、目的に合わせて選び分けることが遠回りのようで一番の近道になります。
AHAとBHAのちがい、3つの要点
- AHAは水になじみやすく、頬や額まで面として古い角質をやわらげる
- BHAは油になじみやすく、皮脂の多い毛穴の奥まで届いて働きかける
- サリチル酸は別物ではなく、BHAという分類の中の代表的な一つ
AHAとBHAで起こりやすいすれ違い
「刺激が強い方が効く」と思ってしまう
濃度が高いものや、使ったときにピリッと刺激を感じるものほど効いている気がしてしまいませんか。
しかしAHAもBHAも、肌表面の古い角質をゆるめていく過程で、一時的に赤みやヒリつきが出ることがあるだけです。
この刺激をそのまま「効いている証拠」と受け止めて濃度や頻度を自己判断で上げてしまうと、肌を守るバリア機能がかえって乱れやすくなります。
まずは低い濃度のものから少量で始め、赤みやヒリつきが出た日はその夜だけ酸を休むようにしましょう。
同じ夜にAHAとBHAを両方使ってしまう
今夜はどちらも気になるからと、AHAとBHAを両方まとめて使いたくなることはありませんか。
AHAとBHAはなじみやすい相手こそ違いますが、どちらも古い角質をやわらかくする働きを持っている酸です。
同じ夜に両方を動かしてしまうと、肌がその変化を処理しきれず、乾燥や赤みという形で負担だけが重なって出てきます。
顔全体を広く整えたい夜はAHA、毛穴という一点を狙いたい夜はBHAというように、日を分けて使うと肌の様子を見やすくなります。
肌タイプで固定して選び続けてしまう
「自分は毛穴タイプだからBHAだけ持っていればいい」と、最初から決めつけていませんか。
同じ顔の中でも、季節や体調によって頬がくすんでいる日と小鼻だけ皮脂が詰まっている日は入れ替わることがあります。
片方の酸だけに固定して使い続けてしまうと、もう一方の悩みにはいつまでも手が届かないままになってしまいます。
肌質という言葉で決めつけず、今夜の肌の状態をそのつど見てAHAかBHAかを選び直すようにしましょう。
やりがちなすれ違い、3つの要点
- 刺激の強さは効果の証拠ではなく、赤みが出た日は酸を休む合図と考える
- AHAとBHAは同じ夜に重ねず、広く整えたい日と一点を狙いたい日で分ける
- 肌タイプという言葉で固定せず、今夜の肌の状態を見てそのつど選び直す
実践4ステップ
- 洗顔後、肌にまだ水分が残る温かい状態のうちに化粧水をなじませる(乾いた肌に直接酸をのせない)
- AHAかBHAのどちらか一つを選び、パール粒大より少ない量を該当部位にのせて20〜30秒ほどでなじませる(厚塗りしない)
- 週2〜3回ほどの頻度で使い、翌朝に赤みやヒリつきが残っていないかを毎回鏡で確認する(毎晩連続で使わない)
- 仕上げに保湿クリームを手のひらで10秒ほど温めてから、押さえるように肌にのせる(つけっぱなしで乾かしたまま終えない)
4ステップで気をつけたい3つの要点
- 乾いた肌に酸を直接のせず、水分が残っているうちになじませる
- AHAとBHAは同じ手順の中でも一晩にどちらか一つだけを選ぶ
- 翌朝の赤みやヒリつきの有無を毎回確認してから次の使用日を決める
よくある質問
Q. AHAとBHA、どちらから試すべきですか?
A. 乾燥や部分的なくすみが気になるならAHA、小鼻など皮脂の多い一点の毛穴が気になるならBHAから試すと、それぞれの目的に合わせやすくなります。どちらか一方に迷ったら、今夜の肌でどちらの悩みが強く出ているかを基準に選んでみてください。
Q. サリチル酸とBHAは別の成分ですか?
A. 別物ではなく、サリチル酸はBHAという分類の中の代表的な一つです。比べて選ぶものではなく、BHAを使いたいときに配合を確認する手がかりとして覚えておくと役立ちます。
Q. AHAとBHAを同じ日に使ってもいいですか?
A. 同じ夜にまとめて使うと肌への刺激が重なりやすいため、顔全体を広く整えたい日と毛穴という一点を狙いたい日とで、使う日を分けることをおすすめします。
Q. 使ってすぐに効果を感じないのは効いていないからですか?
A. 使った直後は目立った変化がないことがほとんどで、数日かけて古い角質や角栓の状態が少しずつゆるんでいくのが一般的な経過です。焦らず様子を見てください。
Q. 敏感肌でもAHAやBHAは使えますか?
A. 低い濃度のものから少量で試し、赤みやヒリつきが出た日はその夜だけ使用を休みながら、2週間ほどかけてゆっくりと肌を慣らしていくと安心して続けられます。
Q. レチノールやビタミンCと同じ夜に使ってもいいですか?
A. 同じ夜に重ねると刺激が強く出やすいため、AHAやBHAとは別の日にまわして使うようにすると、肌の様子を見やすくなります。
Q. 市販のBHAはどのくらいの濃度が多いですか?
A. 市販品は0.5〜2%ほどの濃度のものが多く、週2〜3回ほどの頻度で、気になる部位だけに点で使うタイプが一般的です。パッケージの表示濃度を必ずよく確認してから使い始めましょう。
まとめ
AHAとBHAは強さの優劣ではなく役割の違いなので、今夜の肌の状態に合わせてどちらか一つを選ぶことが、毛穴との長い付き合い方を楽にしてくれます。
🌱 ちふゆのひとことメモ
昔の私も、自分は毛穴タイプだからとBHAだけを持ち、AHAは乾燥肌の人が使うものだと勝手に線を引いていました。ある朝、洗面台の鏡を見たら、頬はかさついているのに小鼻だけ皮脂でつまっているという日があり、その日は結局どちらの酸を使っても中途半端にしか整いませんでした。
そのとき気づいたのは、選ぶ基準にしていた「肌タイプ」が、実は季節や体調、その日の睡眠や食事でころころ変わっていたということです。固定して選んでいたのは酸の性質ではなく、私自身の思い込みのほうだったんだと、あとになって分かりました。
広く整えたいのか、一点を狙いたいのか。それは肌質という言葉で決めることではなく、今夜鏡に映る肌を見て決めることだと今なら思えます。焦らず、今夜の自分の肌に合う一つを選んでみてください。
🛁 Chocobraからの提案
AHAやBHAで肌の表面や毛穴の入り口を整えても、小鼻の芯だけがぽつんと残ってしまう夜があります。そんなときは無理にこすらず、まず動かしやすい状態をつくることから始めてみましょう。
はじめに温感ジェルを小鼻にのせ、じんわりとした温かさで皮脂を含めてゆっくりとやわらかくしていきます。こすらなくても動きやすい下地を先につくっておくことで、その後のケアがぐっと楽になります。
続けて小鼻専用シリコンブラシを、気になる部分にだけ短い時間、やさしい圧であてていきます。柔軟なシリコン突起が肌の上を滑るように動くので、指先に力を込める必要がありません。最後にビタミンC誘導体美容液で肌を整え、乾いたまま終えないようにします。ジェルとブラシと美容液がそれぞれの役割を持って働くことで、小鼻のケアが一晩の習慣として無理なく続けやすくなっていきます。


