男のいちご鼻はなぜ治らない?毛穴の詰まりを“流す”新習慣とは

男性の毛穴詰まりをケアする洗顔ブラシとクレンジングのイラスト

「洗ってもすぐザラつく」
「鼻の黒ずみ、また戻ってる…」
そんなふうに悩んでいる男性、多いのではないでしょうか。

“いちご鼻”と呼ばれる黒ずみ毛穴。
洗顔しても、パックをしても、またすぐに詰まる。
何をしても治らない──そんな手ごわさを感じていませんか?

実はこの悩み、ケア不足ではなく“流れが止まった毛穴構造”が原因かもしれません。

この記事では、なぜ男性のいちご鼻が治りにくいのかを構造の視点から解説し、
「取る」ではなく「流す」という新しいケア習慣で、
繰り返さない毛穴を育てていく方法をご紹介します。

🧲洗っても治らない男のいちご鼻、その理由は?

🧼「ちゃんと洗ってるのに治らない」黒ずみ毛穴

いちご鼻──毛穴に黒ずみがポツポツと目立つ状態のこと。
鼻だけ“いちごの種”のようにザラザラして見えるため、そう呼ばれています。

男性にとっても、このいちご鼻は非常に厄介。
しっかり洗顔していても、時間が経てばまた黒ずんでくる。
スクラブやパックを使ってみても、数日後にはまた同じ状態。

「ちゃんとケアしているのに、全然変わらない」
そう感じている人は少なくありません。

実は、洗っても治らない理由はとてもシンプル。
黒ずみの原因が、表面ではなく“毛穴の中の構造”にあるからです。 

🧪黒ずみの正体は、酸化した角栓

いちご鼻の黒ずみは、皮脂の汚れではありません。
正体は、**皮脂と古い角質が混ざって毛穴の中で固まった“角栓”**です。

この角栓が空気に触れて酸化すると、黒く変色し、
ポツポツと毛穴の表面から見えるようになります。

ここでポイントなのは:

  • 洗顔ではこの角栓を動かせない
  • 表面を洗っても、毛穴の奥に詰まりは残ったまま
  • 残った詰まりが数日かけて再び黒ずんでいく

という構造的な問題です。

つまり、見えている黒ずみを落とすだけでは、いちご鼻は治らないのです。 

📉「取ったつもり」のケアが、黒ずみを育てていることも

たとえば、市販の鼻パックで角栓を引き抜くようなケアは、
一時的に“取れたように見える”効果があります。
ただし、角栓の根元が残っていたり、毛穴が開いたままになるリスクも高く、根本的な解決にはなりません。

一方で、スクラブ洗顔は、角栓や黒ずみに対してはほぼ無力です。
なぜなら、角栓は毛穴の奥で固まり、層になって定着しているため、
表面をこすってもその構造には届かないからです。
実際に「スクラブで黒ずみが改善した」という声はほとんどありません。

つまり、“やった気になるだけ”のケアでは、毛穴の状態は変わらないのです。

毛穴の出口は刺激で広がり、皮膚は乾燥し、
皮脂は余計に出るようになり、角栓はさらに育ちやすくなる。

取るほど、戻る──そんな悪循環に陥っているケースも非常に多いのです。 

🧱「洗っても治らない」は、毛穴の中で“動き”が止まっているから

角栓ができるのは、皮脂や角質が毛穴の中にとどまり、
流れずに時間をかけて酸化・硬化していくから。

つまり、いちご鼻を本当に改善するには、
毛穴の中で皮脂や角質がスムーズに動いている状態を取り戻す必要があります。

ここが、「洗う」や「取る」ケアでは届かない部分。

必要なのは、
・毛穴の中を“やさしく動かす”ケア
・詰まりを“できる前に流す”習慣
・構造的に“とどまらせない”肌の使い方

こうした“流れの再設計”がなければ、いちご鼻は何度でも戻ってきます。 

💡ケアの方向性を「外」から「中」へ変える

いちご鼻が治らないのは、「洗えていないから」ではなく、
「毛穴の中が動いていないから」。

洗顔やパックなどの“表面ケア”に頼るのではなく、
毛穴の中にアプローチする“流すケア”へ切り替えること。

それが、いちご鼻を「繰り返さない毛穴」に変えるための第一歩です。

次章では、なぜ男性の毛穴がそもそも詰まりやすいのか、
その“構造的な違い”について、もう少し掘り下げていきます。

🧱“皮脂が多いだけ”じゃない。男性の毛穴が詰まりやすい構造

💡「皮脂が多いから仕方ない」で終わらせていませんか?

男性のいちご鼻について語るとき、よく出てくるのが
「皮脂分泌が多いからしょうがないよね」という一言。

たしかに、男性は女性よりも皮脂分泌が活発。
特にTゾーン(おでこ〜鼻)は皮脂腺が密集しており、
分泌量は20〜30代をピークに非常に多くなります。

でも、皮脂が多いだけでは、ここまで頑固ないちご鼻にはなりません。
本当の問題は、皮脂が“流れないまま毛穴にとどまりやすい構造”にあるのです。 

🧬男性の毛穴は「深くて詰まりやすい」

男性の肌は、女性と比べて以下のような特徴があります:

  • 肌が厚い(角層がしっかりしている)
  • 毛穴が大きくて深い
  • 皮脂腺が活発で皮脂が常に分泌されている
  • 水分量が少なく、乾燥しやすい

この中でも、特に重要なのが毛穴の深さと出口の動きにくさです。

深い毛穴は、一度角栓ができてしまうと、
奥に詰まった皮脂や角質が押し出されにくくなり、
そのまま酸化して黒ずんでしまいやすい。

また、毛穴の出口が乾燥や刺激で硬くなっていると、
中身が動かずに“溜まるだけ”の毛穴になってしまうのです。 

📉「出す力」が足りない毛穴は、詰まりグセが定着する

本来、皮脂は肌の表面へ自然に押し出されるもの。
それがうまくいかなくなると──

  • 毛穴の中に皮脂がとどまる
  • 古い角質と混ざって角栓になる
  • 酸化して黒ずみになる
  • 引き抜くケアで毛穴が開く
  • また皮脂が溜まりやすくなる

こうして、詰まり→黒ずみ→開き→再詰まりの無限ループができあがります。

男性の毛穴はこのループに入りやすい構造をしているため、
「何をしても戻る」という状況に陥りやすいのです。 

🧱しかもケアに“力”が入りすぎて悪化しがち

もうひとつ、男性の毛穴ケアにおいてよくあるのが、
「しっかり洗う」「しっかり取る」といった強めのケア

  • ゴシゴシ洗顔
  • 頻繁なスクラブ
  • 毛穴パックの連続使用
  • 化粧水をつけず放置

こうした“やりすぎ”が、かえって毛穴の動きを止め、
ますます詰まりやすい構造を固定してしまいます。

毛穴は本来、静かに動くもの。
でも、強く扱えば扱うほど、動かなくなる。

男性の毛穴は“強くされがちで、止まりがち”なのです。 

💡毛穴に必要なのは、「流れをつくるやさしい刺激」

詰まりやすい構造だからこそ、
男性の毛穴には「やさしい刺激で動かす」というケアが必要です。

ポイントは3つ:

  1. 毛穴をやわらかく保つ(温める・乾燥させない)
  2. 詰まりを物理的に動かす(やさしくマッサージする)
  3. 酸化を防ぎ、再び詰まらせない(美容液で整える)

これらを意識したケアで、毛穴の“出す力”は自然と取り戻せます。

次章では、「取る」ケアから「流す」ケアへ。
男性の毛穴に本当に必要なアプローチを詳しく解説していきます。

🔁「取る」より「流す」へ──詰まりグセを変える視点

🧼「落とす」ケアでは黒ずみは消えない

いちご鼻に悩む男性が最初に取り組むのが、洗顔やスクラブ、毛穴パックなどの「落とすケア」。
「詰まり=汚れ」だから、しっかり落とせばいい。
そんな発想でゴシゴシと洗顔に力が入ってしまうのは、ごく自然なことです。

でも実際には、“落としたつもり”でも角栓は毛穴の奥に残っていることがほとんど。
その見えない部分が数日かけて酸化・硬化し、また黒ずんで戻ってくる──
これが、「取っても治らない」いちご鼻の正体です。

角栓は、ただ洗っても動かない。
問題は、毛穴の中の“流れ”が止まっていること。
だからこそ、「取る」から「流す」へと発想を切り替える必要があるのです。 

🔁「流す」とは、“とどまらせない構造”をつくること

角栓は、皮脂と古い角質が毛穴の中で混ざって滞留し、時間をかけて固まることで生まれます。
ということは、その“とどまる時間”を作らなければ、角栓はできない。

つまり、「流れる毛穴」をつくればいいのです。

  • 詰まりを抜くのではなく、動かして出していく
  • ゴシゴシこするのではなく、毛穴の中に動きをつくる
  • 強く刺激するのではなく、習慣で“巡り”をつくる

これが、「流すケア」の基本的な考え方です。

男性の毛穴は、もともと深くて皮脂量が多いぶん、動きが鈍りやすい。
だからこそ、物理的にやさしく“動かすケア”を習慣化することが大切になります。 

🛁バスタイムは“毛穴を流す”ベストタイミング

流すケアに最適なのは、夜の入浴中。
肌が温まり、毛穴が自然にゆるんでいるこの時間こそ、皮脂や角質を動かすチャンスです。

ここでやってほしいのは、ただの洗顔ではありません。
毛穴の中の皮脂をやさしく“くるくる”と動かすようなマッサージケア。

力を入れる必要はなし。
毎日1〜2分、“流れを促す刺激”を加えてあげるだけで、
毛穴は少しずつ詰まりにくくなっていきます。

大事なのは、1回の劇的な変化よりも、継続によって流れを保つ習慣です。 

🧪皮脂は48時間で酸化する──だから“毎日の流れ”が必要

皮脂は分泌された直後はサラサラの液体ですが、
時間が経つと酸化し、粘度が増し、固まっていきます。
この酸化が始まるのが、だいたい48時間以内と言われています。

つまり、毛穴の中に皮脂が48時間以上とどまれば、
それは角栓の“材料”になるということ。

逆に言えば、48時間以内に一度でも動かして流せば、角栓はできにくい。

この“酸化前の習慣づけ”が、いちご鼻を防ぐ最大のポイントなのです。 

💡ケアを変えるだけで、毛穴は変わり始める

角栓は、自然にできて自然に消えるものではありません。
でも、「流れを止めない」生活習慣に切り替えることで、
毛穴の中の巡りが変わり、詰まりグセは少しずつ緩和されていきます。

  • 落とす→流す
  • 一気に取る→毎日少しずつ動かす
  • 黒ずみを攻める→“戻らない毛穴”を育てる

こうした視点の切り替えが、いちご鼻とのつきあい方を大きく変えてくれます。

次章では、その「戻らない毛穴」をつくるために、
どんな習慣を取り入れると良いのか──
毛穴の動きをサポートする毎日のケア設計をご紹介します。

🛁毛穴は“動かす”ことで変わっていく。毎日のケア習慣を整える

🧠詰まりを「取る」時代は終わり、「動かす」習慣が必要に

黒ずみや角栓をなんとかしたい──
そう思って始めるのが、スクラブ洗顔やパック、毛穴を引き締める化粧水。
でも、それで毛穴が変わったという人は、ほとんどいないのではないでしょうか。

なぜなら、角栓や黒ずみは「できてから取る」ものではなく、
“できないように動かしておく”構造の問題だからです。

実際、一度角栓化してしまった詰まりは、
スクラブでは崩せませんし、洗顔でも溶かせません。

だからこそ、ケアの本質は、詰まりが固まる前に流しておくこと。
そのためには、毛穴の中に“動き”を生む習慣が必要なのです。 

🛁バスタイムは、毛穴を動かすゴールデンタイム

毛穴の動きを引き出すには、タイミングが重要です。
そのベストな時間帯が「夜の入浴中」。

  • 肌が温まって毛穴がゆるんでいる
  • 皮脂がやわらかくなっている
  • マッサージの刺激が伝わりやすい

この状態で、物理的に毛穴の中を“くるくるとやさしく動かす”ことがポイント。
ブラシや指の腹を使って軽くなぞるだけで、
詰まりかけていた皮脂や角質が自然に流れ出す状態になります。

強くこすらなくていい。
むしろ、“毎日動かすこと”のほうが圧倒的に効果的です。 

🔁「48時間のリズム」を壊さないケア設計

角栓は、皮脂が毛穴にとどまり、48時間ほどで酸化・硬化して定着するとされています。

つまりこの48時間の間に一度でも毛穴が動けば、
角栓はできない。黒ずみにもならない。

それが、「取る」ではなく「流す」ことの決定的な違いです。

毎日でなくてもいい。
48時間に一度、きちんと毛穴を動かす習慣があれば、
“詰まりグセ”のある毛穴でも、少しずつ変化が現れてきます。

そして一度このリズムが整えば、
「戻らない毛穴」の第一歩が完成します。 

💬「肌に触れる習慣」が、毛穴を変えていく

男性は特に、「肌に何かする」ことに慣れていない人が多いかもしれません。

でも、毛穴ケアはゴシゴシ洗うことではなく、
毎日少しだけ触れて、動かして、流すこと
それが最大の変化を生むルーティンになります。

  • 洗顔は泡でなでるだけ
  • 入浴中に1分だけマッサージ
  • 出たあとは美容液で酸化を防ぐ

この3ステップで毛穴の流れは整い、
詰まりも黒ずみも“起きにくくなる構造”へと切り替わっていきます。 

💡毛穴は「変える」より「戻らせない」ことが大切

角栓を抜いても、黒ずみを落としても、
毛穴の“流れ”が止まっていれば、またすぐに戻ります。

でも逆に、毛穴の中に流れがある限り、黒ずみは定着しません。

これは即効性のある方法ではありません。
でも、1日1分の習慣が毛穴を変え、いちご鼻を“繰り返さない構造”に整えていく。

次章では、この記事のまとめとして、
この新しい毛穴ケア習慣のポイントを整理しながら、
「取らなくても戻らない毛穴」への道筋をご紹介します。

📘まとめ|男の毛穴は、“取る”より“流す”で変えられる

何をしても治らないと思っていた、男のいちご鼻。
洗っても、パックしても、また戻る──
その繰り返しの原因は、ケアのやり方ではなく毛穴の構造そのものにありました。

毛穴にとって大切なのは、「取ること」ではなく、「とどまらせないこと」。
角栓は、動かずに詰まった皮脂と角質が、時間とともに酸化して固まったものです。

だからこそ、詰まりを“できる前に流す”習慣を持つことで、
いちご鼻は無理なく、確実に変えていくことができます。

  • スクラブで削るのではなく、やさしく動かす
  • 取って終わるのではなく、詰まらせない構造を育てる
  • 肌に“強く触る”のではなく、“毎日少しずつ整える”

毛穴ケアは、気合いでは変わりません。
習慣の力で、“戻らない毛穴”を育てていく。
それが、男のいちご鼻を本当に終わらせる方法です。 

🧪ちふゆのひとことメモ

男性の肌って、本当にがんばってます。
皮脂も多いし、毛穴も深いし、でもケアは雑になりがちで…。

でも、ちょっとだけ意識を変えて「流れを整える」方向に切り替えれば、
肌も毛穴も、ちゃんと反応してくれるんですよね。

強くするより、整える。
毛穴にも、自分にも、やさしい習慣を。 

🛁Chocobraは、「流れをつくる」ために設計された毛穴マッサージケアです

Chocobraは、角栓をゴシゴシ削って無理に“取る”のではなく、
皮脂や角質が毛穴にとどまる前に、やさしく動かして流すことを目的としたケア設計です。

  • 温感ジェルで毛穴の出口をゆるめ、動きを引き出し
  • 毛穴メンテナンスブラシで皮脂をくるくるとやさしく動かし
  • ビタミンC誘導体美容液で、流れたあとの毛穴を整え、酸化を防ぐ

継続的に使うことで角栓が“自然に取れやすくなる”毛穴構造を育て、
黒ずみや詰まりが戻らない状態を目指します。

Chocobraについて詳しくはこちら(Amazon商品ページ)

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この記事を書いた人

元・大手化粧品メーカーの研究員。
自身の毛穴悩みをきっかけに、成分設計・皮膚科学の知識を活かして、独自の毛穴ケア理論を構築。
角栓の物理構造と皮脂酸化のメカニズムに基づき、"磨くことで流れを整える"新習慣Chocobraを開発しました。
これまで数百種類以上のスキンケア製品・美容医療を自ら体験。
挫折と再起を経て、肌悩みに悩むすべての人に寄り添う科学的ケアを提案しています。