ずっと鏡の中の“いちご鼻”が気になっていた。
洗っても、保湿しても、スクラブしても、またすぐ黒ずむ。
隠すしかないと思って、コンシーラーと下地を重ねる日々。
でもどこかで気づいてた。「この毛穴、消えてないよね」って。
私が変われたきっかけは、「隠す」ことをやめた日じゃない。
「詰まりは動かせる」「角栓は構造なんだ」って知った日だった。
無理に取らなくてもいい。ちゃんと向き合えば、肌は応えてくれる。
それに気づいたとき、はじめて鏡の中の自分に、少しだけ優しくなれた気がした。
この記事では、私が黒ずみ毛穴に悩んできた日々と、
そこからどうやって“隠すケア”を卒業できたのか、
肌と心が少しずつ整っていった日々を綴ります。
🪞毎朝、ファンデで塗りつぶしていた
「今日こそは、毛穴が目立ちませんように」
毎朝のメイクのたびに、密かにそう願っていました。
鏡を見ると、まず目に入るのは鼻の黒ずみ。
とくに小鼻のあたり。ファンデーションを塗っても、毛穴に入り込んで逆に目立ってしまうあの感じがどうしても気になって、
仕上げにパウダーを重ねて、コンシーラーを叩き込んで──「とにかく埋める」ことに必死でした。
けれど、どれだけ塗っても消えることはなくて、
メイクを終えたあとも、鏡を見るたびに「まだ見えるかも」と思ってしまう。
外出先のトイレ、エレベーターの鏡、ふとした瞬間のスマホのインカメ──
自分の顔を見るたびに、黒ずみ毛穴のことが頭をよぎる。
人と話しているときも、「近いな」と思うと毛穴を見られてる気がして、無意識に顔をそらしてしまう。
私にとって「メイクをする」という行為は、「可愛くなるため」よりも、「毛穴を隠すため」のものになっていました。
本当はもっと、メイクを楽しみたかった。
アイシャドウの色を季節で変えたり、チークで印象を遊んだり、リップを気分で選んだり。
でも、まず毛穴をなんとかしなきゃって、そればかりに気を取られて、
「ベースメイクで精一杯」な自分が、ずっといました。
肌がきれいな人がうらやましかった。
メイク崩れすら「ツヤ肌」に見える人たちが、本当に遠く感じていました。
💭「なんで私だけ」って思ってた
街ですれ違う人、インスタで見る同年代の子たち、電車の中でふと視界に入る隣の人。
誰の肌も、毛穴なんて見えなかった。
近くで見れば、きっと何かしら悩みはあるんだろうけど──それでも、自分の鼻の黒ずみが一番目立ってる気がしてならなかった。
「なんで私だけ?」
「ちゃんと洗顔してるのに」
「スキンケアだって毎日欠かしてないのに」
「何がダメだったの?」
そんな風に、鏡を見るたびに“責めるような目”で自分を見てしまっていた。
肌って不思議で、ただの表面の問題じゃなくて、心まで揺さぶってくる。
ちょっとした肌荒れでもテンションが下がるのに、
それが毎日続くと、まるで自分自身が“くすんで見える”ような気がしてくる。
友達とカフェに行って笑っていても、ふと気になる。
写真を撮るとき、ポーズよりも毛穴の写りが先に気になる。
メイクの話になると、「私にはその前に毛穴をなんとかしなきゃ」って思って黙ってしまう。
肌がきれいな人って、強い。
堂々としていて、なんとなく自信がにじみ出ていて、羨ましかった。
でも、あの人たちが何も悩んでないわけじゃないんだろうな、とも思う。
それでも、「毛穴に悩んでる」ってなかなか言えない。
だって、“洗ってない人みたい”に思われそうで。
“不潔なんじゃない?”って思われたら怖くて。
だから私は、ずっと一人で抱えてた。
誰にも言えないまま、「毛穴のせいで下を向いてしまう自分」と、毎日付き合っていた。
🔬黒ずみの正体を知ってから、ケアが変わった
ある日、ネットで見かけた記事の中に、こう書いてあった。
「毛穴の黒ずみは“汚れ”じゃなく、“酸化した皮脂のかたまり”です」
正直、驚いた。
今までずっと、毛穴の黒ずみは“ちゃんと洗えてないから”とか、“クレンジング不足”とか、“私がズボラだから”だと思ってた。
でも、そうじゃなかった。
角栓って、皮脂と古い角質が毛穴の中で混ざり合ってできて、
それが空気に触れて酸化して、黒くなっていくものだって知ったとき、
初めて「じゃあ、私のせいじゃなかったんだ」って、少しだけ肩の力が抜けた。
それと同時に、「じゃあ、どうすれば防げるんだろう?」っていう好奇心が湧いてきた。
私はそれまで、“見えた角栓をどうやって取るか”ばかり考えてた。
洗顔を強くしたり、ピーリングを使ってみたり、鼻パックに頼ったり──
でもどれも、時間が経つと元通りで、むしろ悪化している気がしていた。
でも、そもそも“角栓ができる前にケアする”という考え方は、当時の私にはなかった。
「毛穴の黒ずみは、皮脂が酸化してできる」
「その酸化は、だいたい48時間以内に始まる」
──そんな情報を知ってから、私の毛穴との向き合い方は少しずつ変わっていった。
洗うだけじゃなく、“流す”という視点。
落とすことよりも、“詰まらせないように動かす”というケア。
たとえば、夜のバスタイムに小鼻をやさしくマッサージしてみること。
ブラシでくるくる撫でるだけでも、毛穴の中の流れが変わるって知って、やってみた。
すぐには変わらなかったけど、数日、数週間…続けていくうちに、
あの“黒い影”が、少しずつ薄くなっていくのを感じた。
「私の毛穴、動いてる」
そう思えたとき、ちょっとだけ、うれしかった。
🛁もう“隠す”んじゃなく、“整える”ことを選んだ日
ある朝、ふと鏡を見たときのこと。
昨日の夜、なんとなくいつもより丁寧にケアをして、寝ただけだったのに──
「あれ、なんか、黒ずみ薄くなってるかも」って思った。
光の当たり方かもしれない。たまたまかもしれない。
でもそのとき、確かに少しだけ、自分の肌にやさしい気持ちを向けられた気がした。
その日、ファンデーションを薄く塗ってみた。
いつもならコンシーラーを重ねていた小鼻も、そっとパウダーを乗せるだけにしてみた。
気がついたら、黒ずみを“隠そう”とは思っていなかった。
むしろ、「ちゃんとケアしてるから大丈夫」って、自分に言えるようになっていた。
それは、魔法のように毛穴が消えたわけじゃない。
けれど、“毛穴と敵じゃなくなった”感覚だった。
毛穴を責めるんじゃなくて、
毛穴の流れを整えてあげる。
毛穴を押し込めるんじゃなくて、
毛穴の環境を少しずつ整える。
それが、「毛穴磨き」っていうケアだった。
洗いすぎなくていい。
こすらなくていい。
ただ、毛穴にそっと触れて、流れを助けてあげるだけ。
そのルーティンが、自分の肌と心の“距離”を縮めてくれた。
いまの私は、前みたいに毛穴を隠すためにメイクをしていない。
“整えた肌を生かす”ためにメイクをしてる。
毎日変わる肌と、自分の気持ちに、ちょっとずつ寄り添えるようになった。
それって、私にとってはすごく大きな変化だった。
📝まとめ
毛穴って、不思議です。
たった数ミリの黒ずみで、自分に自信が持てなかったり、
人と目を合わせるのが怖くなったり、
“肌”だけじゃなく、“気持ち”まで揺らされてしまう。
でも逆に、毛穴の調子が少し整うだけで、
鏡を見るのがちょっと楽しくなったり、
ファンデの量が減ったことに嬉しくなったり、
気づかれないような変化が、自分の中ではものすごく大きな一歩になる。
「毛穴を隠す」から「毛穴と向き合う」へ。
そんな風にケアの考え方が変わった日が、私にとってのスタートラインでした。
🧪ちふゆのひとことメモ
毛穴磨きって、魔法じゃない。
でも、肌と気持ちの“間”をそっとほぐしてくれるような、やさしい習慣だと思っています。
私も開発者である前に、一人の毛穴に悩んだ人間でした。
だからこそ、毛穴に「手をかけてあげる」っていう感覚の尊さを、心から信じています。
急に変わらなくていい。
今日より、明日の毛穴がちょっとだけ心地よく感じられたら、それだけで十分です。
📘Chocobraは、“隠す毛穴”じゃなく“整える毛穴”のために
Chocobraの毛穴磨きケアは、まさに「詰まる前に、やさしく動かす」ための設計。
・放射状に広がる専用ブラシは、毛穴の凹凸にフィットして流れを整える
・高粘度×温感ジェルが、角栓化しやすい皮脂をやわらかく動かす
・ケア後のビタミンC美容液が、酸化から毛穴をやさしく守る
毛穴を削るんじゃなくて、
毛穴にそっと寄り添う。
そんなケアを探していたなら、Chocobraがその選択肢の一つになれると思っています。