鼻の角栓がゴッソリ取れる動画、やってみたけど戻ってない?

鼻パックで角栓を除去した直後の男性と、空いた毛穴に再び詰まる角栓を描いた断面図。「ポッカリ空いた毛穴」「角栓」「皮脂」「戻ってきた角栓」などの表現で、再発の原因をわかりやすく伝えている。

SNSやYouTubeでよく見る「角栓がごっそり取れる」動画。
白い芯がびっしり取れて、いちご鼻がつるんとしたビフォーアフター──
見てると気持ちいいし、自分でも試してみたくなりますよね。

実際にやってみて、「確かに取れた!」と感動したはず。
でも、その数日後──
「またザラついてる」「黒ずみが戻ってきた」
そんな経験、ありませんか?

それ、やり方の問題じゃありません。
問題は、角栓を取ったあとに“何も変わっていない毛穴構造”にあるんです。

この記事では、「取っても戻る角栓」の正体と、
男性の皮脂に合った“詰まらせない毛穴ケア”の考え方・続け方をわかりやすく解説します。

📹「角栓がごっそり取れる」動画を真似しても、黒ずみが戻ってくる理由

💭あれだけ取ったのに、なんで数日で戻るの?

TikTokやYouTubeで人気の「角栓がごっそり取れる」系の動画。
白い角栓が根こそぎ抜けて、見た目もつるんとしていて、見てるだけでも気持ちいい。

実際にやってみて、「お、めっちゃ取れた!」と思ったはず。
でも──3日後にはまた黒ずみが浮いてきて、小鼻はざらざら。
「また詰まってる」「取る前と変わってないじゃん…」という現実に戻っていませんか?

それ、毛穴の中身は変わっても、毛穴の構造が変わっていないからなんです。


🔍角栓は“できた結果”じゃなく、“構造の記録”

黒ずみや角栓は、ただの“汚れ”ではありません。
皮脂、角質、酸化した油分が絡み合ってできた“構造物”です。

そして、その構造ができあがるまでには──

  • 毛穴に皮脂がとどまる
  • 空気と触れて酸化し、ねっとりしてくる
  • 古い角質と絡まって固まりはじめる
  • 何日もかけて層になり、押し広げながら育っていく

という過程があります。

つまり、角栓とは**「皮脂が動けない毛穴」の記録**。
動画のように取っても、毛穴の“流れが悪い構造”がそのままなら、
またすぐに「同じ場所に同じ角栓」が育ってきます。


🧪角栓ができる場所には“とどまりやすい皮脂”がある

「同じところばかり黒ずむ」
「いつも右側の小鼻のあたりだけざらつく」
こうした“偏り”にも理由があります。

それは、皮脂の量や分泌そのものではなく、
皮脂が“動かない”場所=構造的にとどまりやすい毛穴だからです。

原因はさまざまですが、代表的なのは:

  • 毛穴の出口が乾いて硬くなっている
  • 洗顔や摩擦で出口の形がゆがんでいる
  • 保湿が足りず、出口の皮膚が詰まりやすい状態になっている

いずれにせよ、「出た皮脂が動けない=とどまる」ことが共通点。
動画の角栓除去は、その“とどまった結果”を物理的に取ったにすぎず、
「とどまりにくい毛穴構造」をつくらなければ、またすぐ戻るのです。


💡“ごっそり取れる”ケアの落とし穴

毛穴パックやピンセットなどでの角栓除去には、即効性があります。
実際、表面に出ていた黒ずみや角栓が取れると、見た目もなめらかになります。

でも──
・無理に引き抜くことで毛穴が広がる
・バリア機能が乱れて、皮脂が過剰分泌される
・肌が防御モードに入り、角栓が育ちやすくなる

というふうに、構造がさらに“詰まりやすく戻りやすい状態”に変化するリスクも。

特に20代男性は皮脂の分泌量が多く、毛穴が開きやすいため、
“抜く・削る・攻める”系のケアは、「見た目のリセット」で終わりがちなのです。


🧠角栓が“育たない”構造を育てることが先だった

動画のケアで「取る」ことができたなら、次に必要なのは「育てない」こと。

そのために必要なのは:

  • 毛穴の出口を乾かさず、ふっくら保つ(保湿)
  • 毛穴まわりを温め、皮脂を“動かす”習慣をもつ(流す)
  • こすらず、押し出さず、自然に排出できる環境を整える

この「とどまらない構造」があってはじめて、
角栓は“できにくくなる”し、毛穴は“広がらなくなる”。

ごっそり取る気持ちよさに頼らず、
角栓が育たない環境を、毎日のルーティンで整えていくことが必要なんです。

🧪なぜ角栓は“また同じ場所にできる”のか?詰まりの構造を理解せよ

💭「取ったはずなのに、また同じところに詰まる…」には理由があった

「いつも右側の小鼻ばかり黒ずむ」
「いちご鼻、ケアしても結局また戻ってくる」──
そんなふうに、角栓や黒ずみが“同じ場所”に繰り返しできるのは偶然ではありません。

そこには、**皮脂が動けなくなる「構造的な詰まりやすさ」**が関係しています。
つまり、毛穴トラブルは「肌質」や「ケア不足」ではなく、
毛穴の中に“動けない皮脂が育つ環境”があるかどうかで決まるのです。


🔍角栓が“またできる毛穴”は、「皮脂がとどまる毛穴」

そもそも角栓は、
・毛穴から出てきた皮脂が
・毛穴の中にとどまり
・酸化して粘り気を持ち
・古い角質や汚れと絡まり
・時間をかけて固まったもの

つまり、皮脂が流れずに“とどまった時間”が長いほど角栓は育ちやすいということです。

「また同じ場所」にできるのは、
その毛穴が“動きのない構造”=皮脂が出たあとに動かない、詰まりグセのある毛穴だから。


🧪20代男性の毛穴は“詰まりやすさ”を内側に抱えている

とくに20代男性の毛穴には、角栓ができやすい以下の条件が揃っています。

① 皮脂分泌量が多く、毛穴の出口が追いついていない

男性ホルモンの影響で皮脂腺が活発。
その一方で保湿や肌の柔軟性が不足しがちなので、出口が狭くなりやすい

② 洗顔やスクラブで摩擦がかかっている

男性向け洗顔料は「洗浄力強め」が多く、
強い摩擦によって角層が傷つき、毛穴の出口が硬くなりやすい

③ 保湿を省きがちで、毛穴の“やわらかさ”が足りない

水分不足で肌が乾燥し、毛穴の出口が乾いて狭まり、
皮脂が中で動けず、とどまって酸化しやすい環境に。

これらすべてが、「また同じところに詰まる構造」をつくっています。


💡「ケアしても戻る毛穴」は、構造が変わっていない毛穴

角栓除去・酵素洗顔・パック──
それらをどれだけ繰り返しても、
毛穴の構造が「詰まりやすいまま」では、また同じように角栓が育ちます。

たとえば:

  • 詰まって→取って→乾燥して→また詰まって→また取る
  • 出口が硬くなって→皮脂が流れず→角栓になって→また広がる

このサイクルから抜け出すには、
「角栓をどう取るか」ではなく、「角栓を育てない構造をどう保つか」に視点を切り替えることが必要です。


🧠「詰まらない毛穴」は、“動ける毛穴”

毛穴に角栓ができない人は、皮脂が少ないわけではありません。
むしろ、皮脂が出てもすぐに肌表面に広がって、とどまらずに“動ける”状態が保たれているのです。

“動ける毛穴”をつくるには:

  • 出口を乾かさない(保湿)
  • 毛穴を温めてやわらかくする(バスタイム)
  • 小鼻まわりをやさしく動かす(くるくるケア)
  • 押し出さない、こすらない(摩擦NG)

この4つの条件が整えば、皮脂は角栓になりにくくなり、
「戻る角栓」は自然と現れにくくなっていきます。


💡詰まりやすさを変えられるのは、“日々のケア設計”

結論として、角栓を育てにくい毛穴は「生まれつき」ではありません。
それは、習慣で育てられる構造です。

  • 黒ずみが同じ場所に繰り返されている
  • いつも右側だけ、あるいは小鼻の下だけ詰まる
  • 抜いた直後はよくても、3日後には元通り

そんな状態こそ、構造ケアへの切り替えどき。
“詰まりを取り除くケア”ではなく、“詰まりを育てないケア”へ。

🧴角栓を繰り返す毛穴は、“洗うだけ”では変えられない

💭「洗ってるのにまた詰まる」──それ、構造の問題に気づき始めている証拠

朝晩きちんと洗顔してる。
スクラブも酵素洗顔も試した。
なのに、数日後にはまた黒ずみや角栓が戻ってくる──

「ちゃんとケアしてるのに、なぜ…?」

その理由はシンプル。
洗顔だけでは毛穴の“構造”は変わらないから。

角栓が繰り返されるのは、
毛穴の中に「皮脂がとどまるクセ=構造グセ」が残っているから。
これを変えない限り、洗っても削っても、また詰まります。


🔍洗顔は「落とす」だけ。皮脂の“通り道”までは届かない

どんなに丁寧に洗っても、洗顔が届くのは表面だけ。
毛穴の中で本当に詰まりを防ぐには、“流れる構造”を育てる必要があります。

洗顔ができること:

  • 表面の皮脂や汚れを落とす
  • 古い角質を軽くオフする
  • 一時的にリセットする

でも、洗顔では毛穴の:

  • “奥の動線”を動かすことも
  • “出口の柔らかさ”を保つことも
  • “皮脂の流れ”を作ることも

できません。

つまり、構造が詰まりやすいままでは、洗っても戻るのは当然なのです。


🧠洗いすぎは逆効果。毛穴の“流れ”を止める原因に

「詰まるなら、もっと洗おう」と思ってやってしまいがちなことこそが、
毛穴の“詰まりグセ”を悪化させている可能性があります。

  • 洗顔回数が多すぎる → 肌が乾燥 → 防御で皮脂過剰に
  • スクラブを頻繁に使う → 角層が乱れる → バリア機能が低下
  • 強い洗顔料 → 出口の角質が硬くなる → 皮脂が出られなくなる

洗顔は“最低限”でOK。
それ以上は、毛穴構造を整える習慣のほうが重要です。


💡出口がやわらかければ、皮脂は勝手に流れる

黒ずみや角栓を防ぐには、「皮脂が詰まらず出ていく」ことが大前提。
そのために必要なのは、毛穴の“出口のやわらかさ”を保つこと。

✅ そのための保湿ルール:

  • 洗顔後30秒以内に化粧水(ヒアルロン酸やアミノ酸入りが理想)
  • 乳液やジェルで“水分のフタ”をする
  • 鼻まわりもきちんと塗る(男性が省きがちなパーツ)

保湿は、肌を潤すためだけじゃない。
“詰まらせない構造”を維持するためのケアです。


💧洗うより、“流せる毛穴”を育てるほうが効率的

構造が変わらない限り、毛穴のトラブルは繰り返されます。

でも、たった1分の動きでも、
皮脂が流れる“動線”を肌に覚えさせることができる。

✅ 動かす習慣の基本:

  • 入浴中や湯上がり、毛穴が温まっているタイミングに
  • 温感ジェルをなじませ、指の腹か専用ブラシで“くるくる”とやさしく動かす
  • 強くこすらず、押し出さず、1〜2分だけ動かす

これが、角栓を「育てない」構造をつくるカギです。


🧠たった1分の“くるくる”で、戻らない毛穴が育ちはじめる

「また黒ずんできたかも」と思ったとき、
スクラブやパックを手に取るのではなく、
1分だけ小鼻をくるくる動かす──

それだけで、毛穴は“詰まりにくい流れ”を維持できます。

この1分が、「またか…」から「戻らないかも」への第一歩になります。


📘まとめ|角栓は「取ったあと」がすべてだった

💭取っても戻る。問題は“取ったあとの整え方”だった

SNSで話題の「角栓ごっそり」系のケア。
やってみてスッキリする。でも──また戻る。

それは、「取ること」では毛穴構造は変わらないからです。

角栓の正体は:

  • 毛穴内に皮脂がとどまり
  • 動けないまま酸化し
  • 角質と混ざって硬くなった“構造物”

つまり、「汚れ」ではなく、
“詰まらせやすい構造のまま”だったからまた戻ってくる。

🧪ちふゆのひとことメモ(男性向け語調)

昔の自分も、「詰まったら取ればいい」と思ってました。
スクラブでゴシゴシ、ピンセットで押し出したこともあります。

でも、それを繰り返すほど戻りが早くなって、
「これはもう無限ループじゃん…」ってなりました。

そのとき、“構造”という考えに出会って、
「皮脂って動けないと詰まるんだ」って気づいて、
温めて、動かして、保湿して──
その地味なケアを続けたら、
黒ずみが本当に静かになっていきました。

角栓って、「どう取るか」じゃなく、
「どう流せるか」で勝負が決まるんですよね。

🛁Chocobraの毛穴マッサージケアは、“育てない構造”をつくるための習慣

Chocobraは、「落とす」「削る」ではなく、
毛穴の中に“皮脂が流れる動き”を育てるために設計されたケア習慣です。

  • 温感ジェルで毛穴の出口をふっくらやわらかく
  • 毛穴メンテナンスブラシで小鼻をやさしくくるくる動かす
  • ビタミンC誘導体美容液で、皮脂の酸化を防いで再発を防止する

これだけで、皮脂がとどまらなくなり、角栓は“育たない”。

黒ずみを“取る時代”はもう終わり。
詰まらせない毛穴構造を、毎日の中で育てていきましょう。


👉 Chocobraについて詳しくはこちら(Amazon商品ページ)

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

元・大手化粧品メーカーの研究員。
自身の毛穴悩みをきっかけに、成分設計・皮膚科学の知識を活かして、独自の毛穴ケア理論を構築。
角栓の物理構造と皮脂酸化のメカニズムに基づき、"磨くことで流れを整える"新習慣Chocobraを開発しました。
これまで数百種類以上のスキンケア製品・美容医療を自ら体験。
挫折と再起を経て、肌悩みに悩むすべての人に寄り添う科学的ケアを提案しています。