曇りの日は日焼け止めいらない?──紫外線の透過率と光老化

シミのある女性が悩ましげに頬を触れるイラスト。右側には「曇りの日は日焼け止めいない?紫外線の透過率と光老化の影響」というテーマのもと、曇り・UV・日焼け止め・光老化のイメージが視覚的に表現されている。

「今日は曇ってるし、日焼け止めはいいかな」
「日差しを感じないから、紫外線も少ないはず」
そんなふうに思って、ついケアを抜いてしまう日──ありませんか?

けれど実は、紫外線は“見えている光”ではありません。
雲に覆われた空でも、紫外線の大部分は地表にしっかり届いています。

特に波長の長いUVAは、肌の奥まで浸透し、構造をじわじわと破壊する「光老化」の主な原因。
見た目に赤くならないだけで、印象を老けさせるダメージは、曇りの日でも着実に進行しているのです。

この記事では、曇りの日の紫外線の透過率と、その影響を科学的にひもときながら、
なぜ「見えない紫外線」への対策こそが、光老化を防ぐカギなのかをやさしく解説します。

🌥「曇ってるから大丈夫」は本当?──紫外線の透過率を科学的に見る

🌤日差しが弱い=紫外線が少ない、ではない

朝、曇り空を見て「今日は日差しがないから安心」と思う。
夕方、涼しい風を感じて「紫外線も落ち着いているだろう」と油断する。
こうした“肌感覚”での判断は、多くの人がついやってしまいがちです。

しかし実際には──
紫外線の多くは、雲や気温とは関係なく肌に届いています。

「日差しを浴びている感覚」と「紫外線を受けている現実」には、大きなズレがあるのです。

📊曇りの日でも、紫外線は約6〜8割届いている

気象庁や皮膚科学会のデータによると、曇りの日の紫外線量は:

  • 薄曇りの場合:約80%
  • 厚い雲に覆われた日でも:約60%前後

つまり、晴れた日の半分以上の紫外線が、雲をすり抜けて地表に届いているのです。
しかも紫外線には、「目で見える光」や「暑さ」とはまったく別の性質があるため、
曇りの日でも肌には“しっかりと刺激”が届いています。

🧬特にUVAは雲を通過しやすい

紫外線には2つの主要な波長があります:

種類特徴雲・窓ガラスの透過率肌への影響
UVB表皮に届き、日焼けの原因になるやや透過しにくい赤み・炎症・表面の損傷
UVA波長が長く、真皮層に届く雲もガラスも通り抜けやすいハリの低下・シワ・たるみの原因

つまり、曇りの日にこそ問題なのはUVAのほう
日焼けの実感はないのに、肌の奥で静かに“構造が壊される”というダメージが進んでいるのです。

⚠️体感では判断できないのが紫外線の落とし穴

紫外線は:

  • 暑くない日でも降り注ぐ
  • 明るくなくても届く
  • 赤くならなくても肌を壊す

という、“見えない・感じない・でも影響する”光線です。

そのため、曇りの日は「危険に見えないぶん、ケアの手が抜けやすい」という盲点になっています。

しかもUVAは毎日浴びる量が重要で、数年単位の積み重ねが光老化に直結するという性質を持っています。
だからこそ、「曇りの日こそ、予防の差がつくタイミング」なのです。

🔬紫外線は“見えている光”じゃない──UVA/UVBが雲を通過する仕組み

🌈紫外線は“目に見えない光”である

私たちが「曇っている=紫外線が弱い」と思ってしまう理由は、
紫外線を“日差しの強さ”や“まぶしさ”で判断してしまっているからです。

しかし実際には──
紫外線は可視光線(見える光)よりも波長が短い“不可視光線”
つまり、目で見えないうえに、感じにくい光なのです。

日差しが弱く、明るさが少ない曇りの日でも、
紫外線は空気中や雲をすり抜けて、静かに肌へ届いています。

📡紫外線の2種類:UVAとUVBの違い

紫外線は主に2つの波長に分かれ、それぞれ性質も透過力も異なります。

種類波長主な影響雲・窓の透過率
UVB短い肌表面を焼く(日焼け・赤み)比較的通しにくい(約10~30%)
UVA長い肌の奥に届き、構造を破壊高い(約80%以上)

特にUVAは曇りの日にもほぼ届いてしまう波長で、
曇天や窓越しの屋内でも光老化を進めてしまう要因になります。

🧱UVAが肌に与える「静かな破壊」

UVAの厄介なところは、目に見える変化が起きにくい点です。

  • 肌が赤くなったりヒリヒリしない
  • 痛みもかゆみもない
  • 焼けた実感がなく、ノーガードになりやすい

けれどUVAは、真皮層にまで届き、コラーゲンやエラスチンをじわじわ壊していきます。
それによって起こるのが、以下のような“見えない進行”です:

  • ハリの低下
  • シワ・たるみの定着
  • キメの乱れと光の反射の乱れ
  • 毛穴の支えがなくなり目立ちやすくなる

つまりUVAは、“肌の奥で構造を崩す光”。
しかも雲を通しても、窓ガラスを通しても届くという特徴から、
日常生活の「気づかない時間」にもっとも入り込みやすい存在なのです。

🚪窓の内側も“安全地帯”ではない

「今日は1日家にいたから日焼けしてないはず」──
そう思っていても、UVAは室内の窓を通り抜けて真皮層に届いています。

特に以下のような環境では注意が必要です:

  • 南向き・西向きの大きな窓がある部屋
  • デスクやソファが窓際にある
  • 運転中、車の側面・フロントガラス越しの光

これらはすべて、「日差しの感覚はないのにUVAが届いている状態」。
つまり、“自分では気づけない紫外線”によって、知らぬ間に光老化が進んでいる可能性があるのです。

🚨曇りの日こそ油断しやすい?──光老化が進む“静かなタイミング”

😌「今日はなんとなく大丈夫そう」の積み重ね

晴れた日はしっかり日焼け止めを塗るのに、
曇りの日はなんとなく省略してしまう──
こうした“なんとなくの油断”が、光老化にとっては最も大きな落とし穴です。

なぜなら、曇りや雨の日は日差しの強さや気温に反して、紫外線はしっかり届いているにも関わらず、
肌はその刺激を実感しにくいため、ケアの手が抜けがちになるからです。

日焼けの実感がないから、焼けていないわけではない。
むしろ“感じない日”こそが、光老化を進めやすいタイミングだと認識する必要があります。

🔄油断が起こるループ:実感のなさ → ケアの中断

曇りの日に起こりやすい、光老化のリスク構造は以下の通りです:

  1. 肌に刺激を感じない
  2. 日焼け止めを省略 or 適当に塗る
  3. UVAが肌の奥に届く
  4. 構造が静かに崩れはじめる
  5. 目に見えないダメージが蓄積
  6. 数年後にシワ・たるみ・くすみとして表面化

このループの恐ろしさは、「やっていないつもりもないのに、確実に差がついていく」という点です。

  • 肌がくすんできた
  • ハリがなくなった
  • 表情が疲れて見える

──こうした変化が訪れたとき、「そういえば曇りの日は何もしてなかったな」と気づくことは、意外と多いのです。

🧪光老化は「無症状で進む」から厄介

通常の肌トラブルは、かゆみ・赤み・ヒリつきなどのサインがあります。
しかし光老化の特徴は、自覚症状がほとんどないまま進行すること

  • シミやくすみは、色素沈着として数ヶ月~数年後に出る
  • ハリの低下やたるみは、構造破壊の“後遺症”として残る
  • 毛穴の開きや影の入り方が変わり、印象として老けて見える

曇りの日に何もケアをしない日々が続いた結果、
“光を乱す肌”が完成してしまっているということも珍しくありません。

📉“1日”では大差なくても、“365日”では大きく差がつく

紫外線のダメージは、1日単位では大きく感じません。
けれど、紫外線は“積算量”がすべてです。

  • 毎朝の洗濯干し
  • 徒歩5分の通勤・買い物
  • 窓際で過ごす1時間
  • 休日に外出しないからとノーガード

この“たった数分”のノーケアが、365日続いたらどうなるか?

それが、将来の肌に「戻せない構造変化」として現れてしまうのです。

🛡雨の日でも守るべき肌構造──毎日つづける予防ケアの考え方

🧱“その日”の紫外線量より、“毎日の構造”が重要

「今日は曇っているから大丈夫」
「雨の日にまで日焼け止めはちょっと大げさ」
──そう感じるのは、ごく自然な感覚です。

でも、紫外線による光老化は、その日どれだけ紫外線を浴びたかではなく、
浴びたときに肌がどんな状態だったかでダメージの深さが変わる
のです。

  • 角層が乾燥してバリアが弱っていた日
  • 酸化しやすい皮脂が表面に残ったまま外に出た日
  • 毛穴に詰まりがあり、流れが止まっていた日

こうした“構造のゆるみ”があると、紫外線の影響は深くなりやすく、
たとえ曇りの日でも、肌の奥では確実に“壊れやすい変化”が進んでいくのです。

💧「焼ける日」ではなく、「壊れやすい日」に備える

日焼け止めは、「晴れの日の備え」ではありません。
本質的には、“壊れやすくなった肌を守るための保護膜”です。

  • 曇りでもUVAは届く
  • 雨でも窓越しの紫外線は通る
  • 涼しくても皮脂は酸化する

だからこそ、紫外線を“浴びそうな日”に使うのではなく、
「肌を壊したくない日」=毎日にこそ必要なのです。

🔁予防は“感覚”ではなく“習慣”で成立する

光老化を防ぐケアの最大の敵は、油断ではなく“判断のブレ”です。

  • 晴れ:念入りに塗る
  • 曇り:軽めに塗る or 省略
  • 雨:塗らない

こうした天候依存型のケアは、肌に“すき間”をつくりやすくなります。
本当に予防したいなら、毎朝のルーティンとして無意識に塗ってしまうくらいがちょうどいい。

「見えていなくても、降り注いでいる」
その前提をもとに、日焼け止めを“天気で決めない”仕組みを作ることが、光老化予防の最短ルートです。

🧴肌構造を守る習慣3つの柱

紫外線ダメージを最小化するには、以下の3つの習慣を整えておくことが鍵になります。

守れる肌に整えておく(朝)

  • 保湿とビタミンCでバリアをつくる
  • 日焼け止めを「肌を仕上げる最後の一手」として組み込む

浴びる時間の“すき間”をなくす(昼)

  • UVスプレーやパウダーで塗り直し習慣を作る
  • マスク摩擦や手洗い後の“再防御”を意識する

壊れた構造をリセットする(夜)

  • クレンジングはやさしく、“こすらず落とす”
  • 毛穴の詰まりや酸化皮脂をマッサージで“動かして流す”

この流れを崩さず毎日続けることで、紫外線に“壊されにくい構造”が育ち始めます。

📘まとめ|“見えない紫外線”は今日も降り注いでいる

曇りの日や雨の日、室内にいる時間──
肌に刺激を感じないその瞬間にも、紫外線は確かに届いています。

特にUVAは、雲もガラスも通過して、肌の奥の構造をじわじわ壊していく“静かな刺激”。
日差しを感じない日こそ、光老化のリスクが忍び寄っているのです。

「今日はいいかな」「曇ってるから平気」──
そうした“たった1日の油断”も、1年で見れば365回の積み重ね。
その違いが、将来の肌に「戻せない構造変化」として現れてしまうかもしれません。

紫外線をゼロにすることはできません。
でも、浴びたときに壊されない構造を育てることはできます。

見えないからこそ、毎日続ける。
それが、光老化を遠ざける最も確実な方法です。

🧪ちふゆのひとことメモ

正直、曇りの日に日焼け止めを塗るのはちょっと面倒でした。
でも「今日は曇ってるし大丈夫」って思った日こそ、
じつは肌がいちばん油断してるタイミングなんですよね。

焼けた実感がなくても、構造は壊れていく。
それを知ってからは、もう“晴れかどうか”ではなく、
“肌を守る日かどうか”で塗るようになりました。

結局、予防ってそういう地味な積み重ね。
でも、その地味さが、いちばん効いてくるんですよね。

🛁Chocobraの毛穴マッサージケアは、“無意識のすき間”も支える習慣設計です

光老化を防ぐには、紫外線を浴びる瞬間の防御だけでなく、
その前後の肌の状態──構造が守られているかどうかがカギになります。

Chocobraは、毎日のバスタイムで行う3ステップ設計により、
肌の構造を壊さず、流れを育て、酸化を防ぐ“予防習慣”を支えます。

  • 高粘度温感ジェルで毛穴をやさしくゆるめ
  • シリコンブラシで詰まりを動かして整える
  • ビタミンC誘導体美容液で皮脂の酸化を防ぎ、構造を維持する

「塗り忘れた日があっても、壊されにくい肌でいたい」
そんな人にこそ、すき間を埋める予防設計として取り入れてほしいケアです。

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この記事を書いた人

元・大手化粧品メーカーの研究員。
自身の毛穴悩みをきっかけに、成分設計と皮膚科学の知見をもとに「角栓を構造から捉えなおす」独自の毛穴ケア理論を構築。
皮脂の酸化と角栓の層構造に注目し、“動かして流れを整える”毛穴マッサージケアという新しい概念を提唱。

これまで数百種のスキンケア製品と美容医療を実体験しながら、
「肌悩みに寄り添う科学」をコンセプトに、習慣として続けられる本質的なケアを追求し、Chocobraを開発。
現在は、自社ブログ・note・SNSを通じて、毛穴ケアに関する考え方をわかりやすく発信しながら、ブランドの世界観づくりから商品設計までを一貫して手がけている。