たるみ毛穴と光老化──「毛穴が伸びる構造」は紫外線で起きていた

たるみ毛穴と光老化に悩む女性がシミのある頬を不安そうに指で触れるイラスト。右側には「毛穴が伸びる構造は紫外線で起きていた」という日本語の見出しと、UVクリーム、曇りマーク、老化を示す女性アイコン、紫外線が毛穴を縦に伸ばす肌断面図が配置されている。

「毛穴が開いてる」という悩みはよく聞きますが、
30代以降に増えてくるのが──
「毛穴が縦に伸びてきた気がする」という違和感です。

それは、たるみ毛穴と呼ばれる現象。
見た目では、毛穴がしずく形に広がり、頬全体が疲れたような印象に変わって見えることもあります。

そしてこの変化、実は紫外線による“光老化”が深く関わっていることをご存じでしょうか?

紫外線を浴びることで、肌の奥にあるハリの土台がじわじわ崩れていき、
毛穴のまわりの“支え”がなくなって、重力に引っ張られるように形が変わってしまうのです。

この記事では、毛穴が縦に伸びるしくみと、その背後にある紫外線ダメージとの関係をやさしく解説しながら、
たるみ毛穴を進行させないための予防ケアについてお伝えしていきます。

🔍たるみ毛穴ってなに?──“毛穴が縦に伸びる”構造的な変化

「毛穴が開いて目立つ」という悩みは、10代・20代の頃からよく聞くものですが、
30代以降になると、毛穴の“見え方”が少し変わってきます。

それは、毛穴が丸く開いているというより、縦に伸びて見えるような状態。
特に頬のあたりで、毛穴がしずく形に広がり、ファンデーションが毛穴の溝にたまってしまう…。
そんな経験がある方は、「たるみ毛穴」のサインが出てきているのかもしれません。

💡毛穴がたるむってどういうこと?

毛穴そのものは、肌の表面にある“穴”ですが、
実は周囲の皮膚や真皮(しんぴ)といった肌の内側の組織によって支えられている構造です。

若い頃の肌は、真皮にあるコラーゲンやエラスチンという繊維がしっかり張っていて、
毛穴のまわりをふっくら持ち上げてくれています。
そのため、毛穴も丸く整った形で目立ちにくく、ハリのある肌に見えるのです。

ところが年齢とともに、この支えとなる繊維が減っていき、
重力の影響を受けるようになると、毛穴の“壁”がゆるんで形が変わってしまうようになります。

📉縦に伸びて見えるのは「形が変わった証拠」

たるみ毛穴の特徴は、「毛穴が開いている」というより、
“縦に引き伸ばされている”ように見えること。

とくに重力がかかりやすい頬のエリアで目立ちやすく、

  • 毛穴がしずく形に見える
  • 毛穴同士がつながって“帯”のように見える
  • メイクをしても、時間が経つと毛穴が浮き出てしまう

というような症状として現れます。

つまり、これは単なる“毛穴の開き”ではなく、
肌のハリが失われてきたことによる「形状の変化」なんです。

🔍「開き毛穴」と「たるみ毛穴」の違い

一見すると似て見えるこの2つですが、原因もケアの方向性もまったく違います。

タイプ主な原因見た目の特徴
開き毛穴皮脂の分泌量・毛穴の詰まり丸く広がって見える
たるみ毛穴ハリ不足・真皮のゆるみ縦長・しずく形に伸びて見える

皮脂による毛穴の開きは、洗顔や皮脂コントロールである程度改善が見込めますが、
たるみ毛穴は、“構造そのもの”が変わってしまっている状態なので、
「引き締める」だけでは改善が難しいのが特徴です。

⚠️「たるみ毛穴」は“構造老化のサイン”

たるみ毛穴が目立つようになってきたということは、
肌の内側にあるハリの支え──つまり真皮のコラーゲンやエラスチンが弱ってきている証拠でもあります。

これは毛穴だけの問題ではありません。

  • 顔全体のハリが失われていく
  • フェイスラインがぼやけて見える
  • 肌のツヤ感や透明感もにごって見える

こうした“全体の印象の変化”につながっていくことも多く、
たるみ毛穴は「毛穴だけの悩み」ではなく、肌全体の“構造老化のはじまり”とも言えるのです。

🌤紫外線は真皮を壊す──光老化が引き起こす“支えの崩壊”

たるみ毛穴は、肌の表面だけを見ていても原因にたどり着けません。
その奥──肌の“支え”となる部分に変化が起きているからです。

その変化を引き起こしている主な要因が、紫外線による光老化です。

☀️日焼けだけじゃない、紫外線の“もうひとつの顔”

紫外線というと、日焼け・赤み・シミといった変化を思い浮かべる人が多いかもしれません。
でも、それはあくまで表皮(肌の表面)に対する反応。

実は紫外線の中でもUVA(紫外線A波)は、波長が長く、肌の奥にある「真皮層」にまで到達します。
そしてこのUVAこそが、たるみ毛穴の引き金になる「支えの崩壊」を引き起こしているのです。

🧱真皮が壊れると、毛穴の形が変わってしまう

肌のハリを保っているのは、真皮にあるコラーゲンとエラスチンという線維。
これらは肌を内側から引っ張って支える“土台”のような存在です。

しかしUVAの刺激を受け続けることで:

  • コラーゲンはちぎれて、張力が弱まる
  • エラスチンは弾力を失い、伸びっぱなしになる
  • 線維芽細胞(修復の主役)の働きが鈍くなる

こうして、肌の支えが崩れてしまうと、毛穴の周囲もふっくらと持ち上げられなくなり、
重力に引っ張られて「縦に広がる」=たるみ毛穴の状態になるのです。

🌥曇りの日でも進行する“静かな破壊”

さらに厄介なのが、UVAは自覚しづらい光だということ。

  • 肌が赤くならない
  • ヒリヒリしない
  • 日焼けした感覚がない

それでも、UVAは雲もガラスも通過して、肌の奥に届いています。

つまり──
「今日は曇ってるから大丈夫」
「外に出てないから日焼け止めはいいや」
という“油断の積み重ね”こそが、真皮破壊の大きな原因になってしまっているのです。

📉「構造が崩れる」と、戻せない

表面の乾燥や一時的な毛穴の開きなら、スキンケアで改善する余地はあります。
でも、コラーゲンやエラスチンが破壊されてしまった場合、その“構造”は元に戻りません。

もちろん、コラーゲンの生成を促すケアや、エラスチンの変性を防ぐケアは有効です。
でもそれは、「失ったものを取り戻す」よりも、
「これ以上壊させない」「支えを育て直す」という目的に近いのです。

💡毛穴の形を守るには「支えを守る」

たるみ毛穴が気になると、「毛穴を引き締めたい」「毛穴を小さくしたい」と考えがちです。
でも、それよりも先にやるべきなのは、「毛穴が伸びていかないように支えること」。

毛穴の形は、肌の内側から決まります。
そしてその支えは、紫外線ダメージによって壊れてしまう。

つまり、たるみ毛穴のケアは、毛穴そのものではなく、
「毛穴の土台」を守るための習慣こそが、本質的なアプローチなのです。

📉たるみ毛穴が戻らない理由──毛穴構造の“変形”が定着する

たるみ毛穴は、「ちょっと開いてきたかな」と思っていたら、
ある日ふと「戻らなくなってるかも」と気づくことがあります。

ここで重要なのは、毛穴の開きと“たるみ毛穴”はまったく別物だということ。
そして、たるみ毛穴は進行すると、自然に元の形には戻りません。

🧱毛穴の「かたち」は構造で決まっている

毛穴はただの“穴”ではなく、周囲の組織によって引き締められ、支えられている構造物です。
たとえるなら、真皮というクッションに毛穴が立っているイメージ。

若い肌ではこのクッションがふっくらしていて、毛穴も丸くキープされやすい。
でも紫外線や加齢でこの支えが弱ってくると、毛穴の縁が緩んで、
だらんと下方向に伸びてしまう=たるみ毛穴になります。

そして、この形は一度変わると固定されやすくなるのです。

🔁“開いた毛穴”と“戻らない毛穴”の違い

種類原因元に戻る?対処法
開き毛穴皮脂・詰まり・乾燥一時的なもので戻ることも多い洗顔・保湿・皮脂コントロール
たるみ毛穴ハリ不足・真皮の崩れ構造が変形しており戻りにくいハリ再生・紫外線予防・流れを整える

開き毛穴は、その日のコンディションやスキンケアである程度変化します。
一方、たるみ毛穴は「構造の変化」がベースにあるため、表面だけのケアでは改善が見込めません。

🧠なぜ定着してしまうのか?

たるみ毛穴が「元に戻らない」と言われる理由には、次のような要因があります。

  1. 真皮の支えが失われている
     → コラーゲン・エラスチンの量が減っている
  2. 肌表面のキメが乱れ、光が乱反射する
     → 影ができて毛穴が目立つ
  3. 毛穴の入り口に角栓が溜まりやすくなる
     → 詰まり→引き伸ばしの悪循環が起きる
  4. 重力と日常の表情の動きで、さらに伸びやすくなる
     → 頬の中心など、よく動く部分に集中しやすい

このように、たるみ毛穴はいくつもの要因が複雑に絡み合って進行し、
その形状が「肌の癖」として定着してしまう
のです。

📸たるみ毛穴は“印象”にも影響する

毛穴が縦に伸びると、単に毛穴が目立つだけではありません。
顔全体の印象が変わってきます。

  • 光が乱反射し、肌のツヤ感が消える
  • ファンデーションが毛穴にたまって化粧崩れが起きる
  • 毛穴同士がつながって“帯状”に見える
  • 頬が下がって見え、顔の輪郭がぼやける

たるみ毛穴の進行は、“年齢の出やすい顔”をつくってしまう大きな要因でもあるのです。

🛠戻らないなら、“進ませない”発想に切り替える

たるみ毛穴は、完全に元の丸い形に戻すのはむずかしい。
でも、それ以上伸びたり、目立ったりしないようにすることは可能です。

そのために必要なのは:

  • 紫外線を防ぐこと
  • 毛穴まわりの皮脂や老廃物を溜めないこと
  • ハリを育てるビタミンC誘導体などを取り入れること
  • 流れを止めないマッサージケアを習慣にすること

これらを日常的に行うことで、毛穴がさらに“変形しない”環境を整えていくことができます。

🛡毛穴を守るには“真皮の支え”を育てるケアが必要だった

たるみ毛穴の原因は、毛穴そのものにあるのではなく、
毛穴のまわりを支える“肌の構造”が弱くなっていること。

つまり、毛穴を目立たなくしたいなら、まずやるべきは──
真皮の支えを立て直すケアです。

🧱真皮が整っていれば、毛穴は広がりにくい

肌のハリや弾力を支えているのは、真皮の中にあるコラーゲンとエラスチン
これらは「肌の柱」とも言える存在で、毛穴の周囲をふっくら持ち上げてくれます。

  • コラーゲンがしっかりある → 毛穴が内側から支えられ丸くキープ
  • エラスチンが弾力を持っている → 表情の動きに耐えられ、形が崩れない
  • 線維芽細胞が元気に働いている → ダメージを受けても修復される

これらの状態が保たれていれば、毛穴はたるみにくく、形も崩れにくい。
つまり、毛穴を守るには「毛穴の奥の土台=真皮」を整えることが欠かせないのです。

☀️まずは“紫外線カット”が最優先

どれだけ良い美容成分を塗っても、
真皮を破壊する紫外線(特にUVA)を浴び続けていては意味がありません。

  • 曇りの日でも紫外線は届いている
  • 室内でも窓を通って入ってくる
  • 朝塗っただけでは、午後には効果が落ちている可能性も

だからこそ、毎朝の日焼け止めと、できれば2〜3時間おきの塗り直しが大切です。
“焼かない”ではなく、“壊させない”視点で日焼け止めを選びましょう。

💧ビタミンC誘導体は構造ケアの要

たるみ毛穴対策として、ビタミンC誘導体は非常に心強い味方です。

  • コラーゲンの生成をサポート
  • 酸化皮脂を抑え、詰まりや黒ずみを防ぐ
  • メラニンの過剰生成を防いで、毛穴まわりの色ムラも軽減

特にたるみ毛穴は、毛穴の縁に影ができやすく、暗く見えることで目立ちやすくなります。
この“光の印象”まで整えるためにも、ビタミンCの「構造と反射」へのW効果は有効です。

🌀流れを止めない「動かすケア」も重要

たるみ毛穴が気になる肌は、毛穴まわりに詰まり・停滞・滞りが起きやすくなっています。

  • 皮脂や角質がうまく排出されない
  • 血流が滞り、栄養や酸素が届きにくい
  • 表情の動きが少なく、筋肉が固まりやすい

この状態では、毛穴に汚れや酸化皮脂がたまりやすくなり、
さらに毛穴が押し広げられて“伸びたまま”定着してしまいます。

そこで有効なのが、「動かすケア」=毛穴まわりの循環を促すマッサージ習慣。

  • 高粘度のジェルで毛穴をゆるめる
  • シリコンブラシでやさしく肌を動かす
  • 毎晩のバスタイムに3分だけ、流れを整える

これだけで、毛穴の「出口」がやわらかくなり、詰まりにくく、たるみにくい状態へと変化していきます。

🧭ケアの目的は「戻す」ではなく「進ませない」

たるみ毛穴が“元に戻る”という期待は、現実的には難しいかもしれません。
でも、これ以上広がらないようにすること。
進行を止め、肌を穏やかに整えていくことは、今日からでも始められます。

  • 紫外線を防ぐ
  • 酸化を抑える
  • 流れを止めない
  • 支えを育てる

この4つを毎日の中に自然に取り込めたら、
毛穴の印象は、確実に変わっていきます。

📘まとめ|“毛穴の形”は紫外線によって変わっていた

「毛穴が縦に伸びてきた」「開いたまま戻らない」──
そんな悩みの正体は、毛穴そのものではなく、毛穴を支えていた肌の“内側”の変化だったのかもしれません。

たるみ毛穴は、紫外線によってコラーゲンやエラスチンが少しずつ壊され、
その支えを失った毛穴が、重力に引っ張られて“かたちを変えてしまった状態”です。

そして一度崩れた構造は、簡単には戻りません。
けれど、これ以上進ませないことはできます。

  • 毛穴を小さくするのではなく、「伸びない構造」を守る
  • 表面ではなく、真皮の“支え”にアプローチする
  • 詰まらせず、流し続けることで、定着させない

毛穴の印象を変えるには、“構造”と“流れ”の両方を整える習慣が欠かせません。

たるみ毛穴は、明日からでも「進ませない肌」に変えられる。
そのために、今日から始められるケアがあります。

🧪ちふゆのひとことメモ

私も最初は「毛穴の詰まりかな」と思って、洗顔や毛穴パックを試していました。
でも気づいたんです。取っても取っても、なんか縦に広がってきてるって。

それが「たるみ毛穴」だと知ってからは、ケアの視点ががらっと変わりました。

毛穴の話って、実は“毛穴以外”がすごく大事なんですよね。
ハリ・流れ・支え。どれも地味だけど、続けていくことで「戻らない」が「止まる」に変わっていく。
そんな手応えを、今では実感しています。

🛁Chocobraの毛穴マッサージケアは、“詰まらないだけでなく、伸びない構造”を育てる設計です

Chocobraは、「角栓を取る」ケアではありません。
毛穴の詰まりをゆるめて流し、毛穴の形が変わらない“構造”を守るための毎日の習慣です。

  • 温感ジェルで毛穴をやわらかく整える
  • シリコンブラシで肌をやさしく動かし、流れを支える
  • ビタミンC誘導体美容液で酸化を防ぎ、毛穴の縁を明るく保つ

この3ステップを、夜のバスタイムに3分だけ。
毛穴が詰まらないだけでなく、「伸びない・影にならない・戻らない」構造を育てていく。

それが、Chocobraが目指す“未来の毛穴のかたち”を守るケアです。

➡️ Chocobraについて詳しくはこちら(Amazon商品ページ)

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この記事を書いた人

元・大手化粧品メーカーの研究員。
自身の毛穴悩みをきっかけに、成分設計と皮膚科学の知見をもとに「角栓を構造から捉えなおす」独自の毛穴ケア理論を構築。
皮脂の酸化と角栓の層構造に注目し、“動かして流れを整える”毛穴マッサージケアという新しい概念を提唱。

これまで数百種のスキンケア製品と美容医療を実体験しながら、
「肌悩みに寄り添う科学」をコンセプトに、習慣として続けられる本質的なケアを追求し、Chocobraを開発。
現在は、自社ブログ・note・SNSを通じて、毛穴ケアに関する考え方をわかりやすく発信しながら、ブランドの世界観づくりから商品設計までを一貫して手がけている。