毛穴ケアに効果があるとされる「ビタミンC」と「ナイアシンアミド」。
どちらも美容成分として人気が高く、
「結局どっちが効くの？」「一緒に使っていいの？」と迷ったことはありませんか？
ビタミンCは、皮脂の酸化を防ぎながら角栓の予防やくすみにアプローチ。
一方ナイアシンアミドは、皮脂のコントロールやバリア機能の強化、
コラーゲン生成サポートなど、多面的に毛穴の開きやたるみに働きかけます。
どちらも毛穴に効果的ですが、得意な分野や作用メカニズムは異なります。
肌質や悩みによって“優先すべき成分”が変わってくるのです。
この記事では、ビタミンCとナイアシンアミドの違いを整理しながら、
毛穴ケアにおけるそれぞれの役割と、選び方・組み合わせ方のポイントを解説します。
🔬毛穴に効くって本当？ビタミンCとナイアシンアミドの基本知識
🍋ビタミンCは「酸化を防ぐ」「コラーゲンを増やす」成分
まずは毛穴ケアの定番中の定番、ビタミンCから。
スキンケアにおけるビタミンCの役割は、大きく分けて2つあります。
- 酸化を防ぐ（抗酸化作用）
- コラーゲンの産生を助ける
この2つの働きが、**毛穴にどう効いてくるのか？**を整理してみましょう。
🔶 抗酸化作用で「黒ずみ毛穴」を予防
毛穴にたまった皮脂は、空気や紫外線に触れると酸化して黒ずんできます。
これが「いちご鼻」や「黒ずみ毛穴」の正体。
ビタミンCは、酸化を防ぐ“守りの成分”としてこの黒ずみリスクを減らす役割を果たします。
🔶 コラーゲン促進で「開き毛穴」を目立たなく
年齢とともに毛穴が縦に広がって見える「たるみ毛穴」──
これは肌のハリが失われることで起こります。
ビタミンCにはコラーゲンの生成をサポートする力があり、
毛穴の縁にハリが出ることで、毛穴が“キュッと引き締まって見える”効果が期待できるのです。
つまり、ビタミンCは「毛穴を黒ずませない・たるませない」方向からアプローチする成分。
紫外線やストレスで毛穴の印象が悪化しやすい人には特におすすめです。
🧪ナイアシンアミドは「皮脂バランスを整えて肌をなめらかにする」成分
一方、近年SNSやコスメサイトでも話題のナイアシンアミド（ビタミンB3）。
この成分の特徴はなんといっても、**「皮脂分泌の抑制とバリア機能のサポート」**です。
🔶 皮脂が多くて毛穴が開いて見えるタイプに
ナイアシンアミドは、肌の油分バランスを整える作用があります。
皮脂の分泌を穏やかにすることで、過剰なテカリや毛穴の開きが落ち着いてくるのです。
特に「Tゾーンの毛穴が目立つ」「時間がたつと顔がベタつく」という方は、
このナイアシンアミドによる皮脂コントロールが効果的に働きます。
🔶 毛穴の赤み・炎症にもアプローチ
ナイアシンアミドには、肌の炎症を抑えたり、ニキビ跡の赤みに作用したりする抗炎症効果もあります。
毛穴の周りが赤くなって目立つ方や、肌荒れしやすい方には心強い成分です。
加えて、ナイアシンアミドは肌の水分保持機能を高めて、バリア機能も整えるため、
肌のキメが整い、毛穴の縁が“ぼやけたように見えなくなる”という嬉しい副次効果も。
つまり、ナイアシンアミドは「皮脂・炎症・バリア機能」の3方向から毛穴にアプローチできる成分。
ベタつきが気になる人、赤みや肌荒れで毛穴が目立つ人にぴったりです。
🔄なぜ“どちらも毛穴に効く”と言われるのか？
ここまでで、「ビタミンCもナイアシンアミドも毛穴に効く理由」が見えてきたかと思います。
ただしそのアプローチはまったく別物。
| 成分名 | 主な働き | 毛穴へのアプローチ |
|---|---|---|
| ビタミンC | 抗酸化・美白・コラーゲン促進 | 黒ずみ・たるみ毛穴対策に強い |
| ナイアシンアミド | 皮脂抑制・抗炎症・保湿 | 開き・テカリ・炎症毛穴に強い |
つまり、
- 酸化や黒ずみが気になるならビタミンC
- 皮脂や赤みに悩んでいるならナイアシンアミド
それぞれの悩みに対して、「効く方向が違う」から“両方とも毛穴に効く”と言われているわけです。
そして実際には、肌の悩みはひとつじゃありません。
たとえば「Tゾーンは皮脂と開き毛穴、Uゾーンはくすみと黒ずみ」なんて複合的なケースも多いですよね。
次章では、**毛穴悩み別に「どちらを選ぶべきか」**を詳しく比較していきましょう。
💥毛穴悩み別！ビタミンCとナイアシンアミドの得意分野とは
⚫黒ずみ・開き毛穴に強いのはどっち？
まず、多くの人が悩む「黒ずみ毛穴」と「開き毛穴」──この2つに対しては、ビタミンCが一歩リードです。
黒ずみ毛穴は、毛穴にたまった皮脂（とくにスクワレンという成分）が酸化して黒く変色することが原因。
つまり、酸化を止められれば黒ずみも予防できるというわけです。
ここでビタミンCの出番。
ビタミンCには強い抗酸化作用があり、毛穴内部で起こる皮脂の酸化をブロック。
「いちご鼻」と呼ばれる黒ずみ毛穴を、未然に防ぐ力があるのです。
また、ビタミンCはコラーゲンの産生を促すため、肌にハリが出て**“たるみによる開き毛穴”を引き締めて見せる**効果も期待できます。
こんな人におすすめ：
✅ 鼻の黒ずみが気になる
✅ 頬の毛穴が縦に伸びてきた気がする
✅ 年齢とともに毛穴が目立ってきた
一方で、ナイアシンアミドは“皮脂による開き毛穴”に強いタイプです。
テカリや脂性肌によって毛穴が広がっている人には、ナイアシンアミドの皮脂抑制効果がフィットします。
つまり、
- 「乾燥・たるみタイプの開き毛穴」→ビタミンC
- 「皮脂過多タイプの開き毛穴」→ナイアシンアミド
というふうに選ぶと◎です。
🔴赤み・炎症・ニキビ跡にはどう使い分ける？
毛穴まわりに赤みが出ている、ニキビ跡が気になる、そんな人にはナイアシンアミドが圧倒的におすすめです。
なぜなら、ナイアシンアミドには抗炎症作用があるから。
毛穴に詰まりやすい人ほど、摩擦や刺激で肌がゆらぎやすく、
赤みやニキビ跡として毛穴周りに残りがち。
ナイアシンアミドは、こうした赤みを穏やかに整えつつ、肌のバリア機能もサポートしてくれる守りの成分なんです。
ビタミンCもニキビ跡に対して「色素沈着を薄くする効果」が期待できますが、
敏感肌の方には刺激が出ることもあるため、
赤みが強い場合はナイアシンアミドのほうが扱いやすい傾向があります。
こんな人におすすめ：
✅ 毛穴のまわりが赤くなっている
✅ ニキビができたあとがずっと残る
✅ 敏感肌・ゆらぎ肌で毛穴ケアが難しい
🌀「詰まり毛穴」には併用もアリ？
毛穴がざらついている、白い角栓が目立つ…
そんな**“詰まり毛穴”タイプには、実は両方の併用もおすすめ**です。
詰まり毛穴の正体は、皮脂と古い角質が混ざった「角栓」。
この角栓ができる前にケアするには、
- 皮脂のコントロール（ナイアシンアミド）
- 酸化を防ぐ（ビタミンC）
という両面からのアプローチが理想です。
つまり、
- ナイアシンアミドで皮脂の量を減らして
- ビタミンCでその皮脂が酸化する前に守る
という流れが、“詰まりにくい毛穴”を育てる上で非常に理にかなっているのです。
ただし、ビタミンCとナイアシンアミドを同時に使う場合は、
製品の濃度やpH（酸性度）によっては相性が悪くなることもあるため、
次章ではその併用時の注意点と、使い方のコツについて詳しく解説していきます。
🧴成分の選び方と注意点──刺激・濃度・使い方を比べてみた
⚠️ビタミンCは「濃度」と「pH」に注意！高濃度＝高刺激の落とし穴
ビタミンC（とくにアスコルビン酸）は、とても効果が高い反面、扱いにくい成分でもあります。
ビタミンCを選ぶ際に注目すべきポイントは、以下の2つ：
- 濃度（%）
- pH（酸性度）
🔹濃度について
一般的に、ビタミンCの効果を実感しやすいのは5～10%以上の濃度とされています。
しかし10％を超えると、敏感肌の方には刺激や乾燥を感じやすくなることも…。
最近では20%や30%の高濃度ビタミンC美容液も販売されていますが、
「より高ければ高いほど良い」というわけではありません。
特に、
- 肌が薄い
- 赤みが出やすい
- 季節の変わり目に肌がゆらぎやすい
という人には、濃度が5%前後の“低刺激設計”から始めるのが無難です。
🔹pHについて
ビタミンC（アスコルビン酸）は酸性環境で安定しやすいという特性があります。
そのため、製品によってはpHが3～4程度とかなり低めに設計されていることも。
このpHの低さが、ヒリつきや赤みなどの刺激につながるケースもあるため、
「敏感肌だけどビタミンCを使いたい」という方は、
**ビタミンC誘導体（APPS、VC-IPなど）**配合の製品を選ぶのがおすすめです。
誘導体タイプは安定性が高く、肌への刺激も少なめなのが特徴。
“ゆっくり効くけどやさしい”というイメージです。
💧ナイアシンアミドは比較的マイルド。でも“併用NG”の落とし穴も？
ナイアシンアミドは、比較的刺激が少なく、初心者にも使いやすい成分です。
保湿・抗炎症・皮脂コントロール・美白と多機能でありながら、
低刺激処方のスキンケアにもよく配合されているのがその証拠。
ただし、意外な落とし穴がひとつあります。
それが──
「ビタミンC（アスコルビン酸）との相性」問題。
かつて、「ナイアシンアミドとビタミンCは一緒に使うとお互いの効果を打ち消す」と言われていました。
これは古いデータをもとにした情報ですが、現在では適切な処方・濃度であれば併用は可能という見解が主流です。
とはいえ、以下のようなケースでは注意が必要です：
- ビタミンCが**アスコルビン酸で、しかも高濃度（10％以上）**の場合
- ナイアシンアミドの濃度も高め（5％以上）で、ヒリつきや赤みが出やすい肌の場合
このような組み合わせだと、まれに顔が熱くなる・赤くなる・ピリつくなどの反応が出ることがあります。
対策としては、以下のような使い方がおすすめです：
- 朝：ナイアシンアミド／夜：ビタミンC と時間帯を分ける
- もしくは、日ごとに交互に使う
- 「1本で併用された処方（両方が入った化粧水・美容液）」を選ぶ（メーカー側でバランスがとられているため安心）
自分の肌の反応を見ながら、**“どちらかをメインに据える”**という考え方も有効です。
⏳いつ使う？タイミング・順番のベストプラクティス
どちらの成分も“使い方”を少し工夫するだけで、効果がぐんと上がります。
📆朝に使うのはナイアシンアミドが◎
- 皮脂バランスを整えて、日中のテカリ予防に最適
- 刺激も少ないので、朝のメイク前にも使いやすい
- 抗炎症作用があるため、紫外線刺激への耐性を高めるサポートにも
🌙夜に使うのはビタミンCが◎
- 一日の酸化ダメージをリセット
- 就寝中のコラーゲン産生をサポート
- 肌が落ち着いている夜に使うことで、刺激を感じにくくなる
🧴スキンケアの順番
- 洗顔
- 化粧水（ナイアシンアミド or ビタミンC配合でもOK）
- 美容液（濃度の高いものはここ）
- 乳液 or クリームでフタ
※ビタミンC配合のアイテムは、いきなり高濃度から始めず、週2～3回から様子を見るのがおすすめです。
🛁毛穴磨きとの相性は？──ビタミンC・ナイアシンアミドを活かすケア習慣
🔄ビタミンC × 毛穴磨き＝“酸化しない毛穴”を育てる習慣
「毛穴磨き」は、毛穴にたまった皮脂や角質を“流れ”で整えるケアです。
これにビタミンCの抗酸化力を組み合わせることで、
**「詰まる前に流す」×「酸化する前に守る」**という理想的な予防ケアが実現します。
たとえば、こんなルーティン：
🛁 夜のバスタイム
- 湯船で毛穴を開かせる（または蒸しタオル）
- Chocobraのブラシでやさしく毛穴磨き（1回約3分）
- 洗顔後、ビタミンC美容液を塗布
- 乳液やクリームで保湿
こうすることで、
- 毛穴にたまる“酸化しやすい皮脂”を磨きで除去し
- ビタミンCがその日の酸化ダメージを中和し
- コラーゲン産生を促して“たるみ毛穴”にもアプローチ
という流れを、毎日のルーティンに組み込めます。
ビタミンCを使っている方ほど、毛穴磨きによる“皮脂の停滞”予防が欠かせません。
せっかく酸化を防ぐ成分を使っていても、皮脂が詰まったままでは効果が発揮されにくいからです。
つまり、**「磨いて、守る」**が毛穴ケアの新常識です。
🧘ナイアシンアミド × 毛穴磨き＝“皮脂バランスの整った毛穴”をキープ
ナイアシンアミドは皮脂分泌を穏やかにコントロールする作用があるので、
毛穴磨きとの相性も非常に良好です。
- 毛穴磨きで“今ある皮脂”をやさしく流し
- ナイアシンアミドで“これから出る皮脂”をコントロール
この組み合わせが、開き毛穴・テカリ毛穴・詰まり毛穴の予防にとても効果的です。
また、ナイアシンアミドはバリア機能を高める働きもあるため、
物理的な毛穴磨きを毎日続けるうえでの**「肌の土台を整える」**意味でも重要。
特に皮脂が多い人は、毛穴磨きをしたあとに
ナイアシンアミド配合の化粧水や乳液で水分と油分のバランスを整えるのがおすすめです。
この組み合わせで起きる変化：
✅ 毛穴のテカリが減ってくる
✅ 毛穴の周囲が赤くなりにくくなる
✅ “詰まり→炎症→開き”の毛穴悪循環が断ち切れる
つまり、ナイアシンアミドは「毛穴磨きの効果をより長持ちさせてくれる」守備型パートナーなんです。
🌿“どちらか1つ”より、“自分の毛穴に合った使い分け”を
ビタミンCとナイアシンアミドは、どちらも毛穴に有効な成分です。
でも大切なのは、「自分の毛穴タイプと肌状態に合わせて使い分ける」こと。
✅ 黒ずみ・くすみ・たるみが気になる人
→ ビタミンCで“酸化”と“ハリ不足”にアプローチ
✅ テカリ・赤み・ニキビ跡が気になる人
→ ナイアシンアミドで“皮脂”と“炎症”をケア
✅ 混合肌・マルチな悩みがある人
→ 朝はナイアシンアミド／夜はビタミンC など時間帯で使い分け
→ 交互使用や日替わり使用でもOK
そして、どちらを使うにしても、ベースにあるべきは──
「毛穴磨き」で物理的に“たまらない毛穴”をつくること。
Chocobraのように肌をこすらず、
毛穴の“流れ”をやさしく整えるケアがあるからこそ、
ビタミンCもナイアシンアミドも、本来の力を発揮できるのです。
🧴毛穴に効かせるには「選び方」より「使い方」
ビタミンCとナイアシンアミド──どちらも「毛穴に効く」とされる人気成分。
でもそのアプローチ方法はまったく違います。
- ビタミンCは、酸化を防ぎ・黒ずみやたるみ毛穴に強い成分
- ナイアシンアミドは、皮脂バランスを整え・開き毛穴や赤みに優しい成分
つまり、「どっちが優れているか」ではなく、
**“自分の毛穴悩みにどちらが合っているか”**がポイントなんです。
そして、どちらの成分もより効果を発揮するには、
毛穴に“たまらせない”ベースケアが不可欠。
その役割を担うのが、Chocobraの毛穴磨きです。
🌀 毎日のバスタイムでやさしく毛穴を動かし、
🧼 角栓や皮脂を「溜まる前に流す」
✨ その上でビタミンCやナイアシンアミドを使えば、
肌への浸透や反応性もぐっと高まります。
毛穴ケアは「取る」から「整える」へ。
成分に頼るだけではなく、毛穴そのものの流れと環境をつくることが、新しいケアの常識です。
🛁 ビタミンCやナイアシンアミドの効果を引き出すには、「毛穴に溜めない」土台づくりが大切。
👉 Chocobraについて詳しくはこちら（Amazon商品ページ）
