思春期ニキビは終わったのに、いちご鼻だけ治らない…

 「思春期ニキビは終わったのに、いちご鼻だけ治らない…」というタイトル。左に「ニキビは治ったのに」とつぶやく毛穴キャラ、中央に黒ずみ・角栓の構造図、右に鼻の黒ずみを気にする女子大生。

思春期のころ、あんなに悩んだニキビ。
気づけばだんだん落ち着いてきて、
今はもう、ほとんど出なくなった。
でも──

小鼻の黒ずみだけは、なぜかずっと残ってる。
ザラつきも、毛穴の開きも、「昔より気になるかも…?」とすら思う。

「ニキビと毛穴って、別モノだったの?」
「同じ皮脂のせいじゃないの?」

そんな疑問を抱いたこと、ありませんか?

この記事では、ニキビが治ってもいちご鼻が残る理由を、
“構造の違い”という視点からやさしく解き明かしながら、
毛穴悩みを根本から整える新しいヒントをお届けします。

🧭思春期ニキビは治ったのに、小鼻の黒ずみだけ“別枠”で残ってる

💭ニキビは落ち着いてきたのに、いちご鼻だけ取り残された

中学生や高校生のころ、頬やおでこに繰り返しできていた赤ニキビ。
部活の汗、テカリ、ファンデのノリの悪さ──
鏡を見るたびに気分が沈んでいた、あのころの悩み。

でも大学生になる頃には、肌の調子はだいぶ落ち着いてきた。
メイクも楽しめるようになって、「肌きれいになったね」なんて言われることも増えてきた。

なのに──

小鼻だけは別。
ザラザラ、ごわつき、黒ずみ、ファンデの毛穴落ち。
「ここだけ、思春期のままなんだけど…?」

そう思ったこと、ありませんか?


🔍ニキビといちご鼻は“同じ皮脂”でも構造が違う

ニキビもいちご鼻も「皮脂が原因」と聞くけれど、
実は、その“でき方”はまったく違います。

【ニキビ】

皮脂の過剰分泌 → 毛穴内でアクネ菌が増殖 → 炎症 → 赤ニキビ

【いちご鼻】

皮脂+角質が毛穴の出口にとどまる → 固まって角栓化 → 酸化して黒ずみ

ニキビは“内側で炎症が起こるトラブル”。
いちご鼻は“出口で詰まりが定着する構造”。

だから、ニキビが治ったあとも、毛穴の「出口」がそのままだと、黒ずみは残り続けるのです。


💡「ニキビ用のケア」では、いちご鼻には届かなかった

思春期ニキビに効果があったスキンケア──
皮脂を抑える化粧水や、殺菌系の洗顔料。
たしかに当時は役立ったけれど、それをいまだに使い続けていませんか?

いちご鼻に必要なのは、「皮脂を抑える」でも「殺菌する」でもなく、
皮脂がスムーズに“出ていける構造”を整えること。

けれど、ニキビ用のアイテムは、皮脂を減らしたり、
肌を乾燥させてバリアを硬くしてしまうことがあるため、
毛穴の“出口”がより詰まりやすくなることすらあります。

つまり──
ニキビケアを続けることが、いちご鼻の悪化に繋がっていたかもしれないのです。


🧠いちご鼻は「残った」のではなく「構造が変わらなかった」

黒ずみが残ってしまうのは、ケアが足りないからでも、洗顔が甘いからでもない。

それは、毛穴の“詰まりやすい構造”が変わっていなかったから。

・出口が乾燥や刺激で硬くなり
・皮脂が奥にとどまりやすくなり
・時間とともに角栓が育ち
・酸化して黒ずみになる

この「詰まりを育てる構造」が固定されていたからこそ、
ニキビは治っても、**毛穴だけ“ひとり取り残されていた”**のです。

🔍ニキビといちご鼻は“できる場所”も“原因”もまったく違う

💭同じ「皮脂トラブル」に見えて、実は別モノだった

「ニキビもいちご鼻も皮脂が原因でしょ?」
──たしかにそう見えるし、実際どちらも皮脂と関係しています。

でも、ケアしていくうえで最も大切なのは、
“似ているようで、まったく違う構造”で起きているという理解です。

それを見落としていると、
ニキビに効いたケアをいちご鼻にも使い続けてしまい、
逆に悪化する、なんてことも。

だからこそ、まずはニキビといちご鼻、それぞれの“でき方”を分けて考えることが大切なんです。


🔍ニキビは「炎症系」、いちご鼻は「詰まり定着系」

それぞれの発生メカニズムを、もう少し詳しく見てみましょう。

【ニキビの基本構造】

  1. 思春期やホルモン変化で皮脂が大量に分泌
  2. 毛穴内でアクネ菌が増殖
  3. 免疫反応が起きて炎症 → 赤ニキビや膿を持ったニキビに

特徴:肌の奥の“炎症”が主役

【いちご鼻の基本構造】

  1. 毛穴の出口付近に皮脂と角質がたまる
  2. とどまった皮脂が酸化
  3. 固まって角栓化 → 酸化黒ずみに変化

特徴:毛穴の“出入り口”の停滞が主役

つまり、ニキビが「毛穴の中で起きる炎症」だとしたら、
いちご鼻は「毛穴の外で起きる蓄積と変質」。
構造のステージも、ケアすべき場所もまったく違うのです。


💡できやすい場所も違う=ケアのアプローチも変えるべき

ニキビは主に「皮脂腺が発達している部位」、つまりTゾーンやフェイスラインに多く出ます。
いっぽう、いちご鼻は「毛穴が開きやすく、皮脂がたまりやすい鼻まわり」に集中します。

なぜ鼻だけ“別枠”で黒ずみやすいのか?

  • 凹凸が多く、洗い残しが起きやすい
  • 紫外線の影響を受けやすく、酸化が進みやすい
  • 皮脂腺が密集しており、皮脂の排出量が多い
  • ファンデや下地が毛穴に詰まりやすい

このように、構造的に“詰まりやすい土壌”がそろっているのが鼻というパーツ。

だから、ニキビが落ち着いたあとも、
「鼻だけ黒ずんでる」「ここだけザラザラ」
といった感覚が残りやすいのです。


🧠 同じ皮脂でも「どう詰まるか」が違うから、ケアも変えるべきだった

ニキビ対策としての「皮脂を抑えるケア」「抗炎症ケア」は、
いちご鼻にとっては“的外れ”になることもあります。

むしろ乾燥させすぎたり、角層を硬くしたりして、
毛穴の出口がますます詰まりやすくなることさえあるのです。

いちご鼻に必要なのは:

  • 皮脂を無理に減らすのではなく
  • とどまらせずに“スムーズに流す”
  • 毛穴の出口がやわらかく開閉できる構造を取り戻す

という、“動かすケア”への発想の転換。

「できる構造が違うなら、ケアのロジックも変えないと効果が出ない」──
それが、黒ずみとの長い付き合いにピリオドを打つ第一歩になります。

🧱いちご鼻が残るのは、毛穴の「出口」がずっと詰まりやすいままだから

💭ニキビは減ったのに、毛穴の黒ずみはなぜ残る?

「皮脂が減ってきたのに、毛穴はずっと目立ってる」
「Tゾーンは落ち着いたのに、小鼻だけずっと黒ずんでる」──

そんな違和感を感じている女子大生は、実はかなり多いです。

思春期のころのニキビはホルモンバランスの変化とともに自然と落ち着いていく。
けれど、いちご鼻は“自然には消えてくれない”。

それはなぜかというと、
「毛穴の出口」がずっと“詰まりやすいまま放置されてきた”からです。


🔍角栓が育つ場所は、「毛穴の中」ではなく「出口付近」だった

私たちが黒ずみとして目にしているのは、角栓の先端部分。
つまり、角栓は“毛穴の奥”というよりも“出口付近”で形成されます。

この出口で起きているのが、

  • 皮脂と角質の混ざり合い
  • 酸素に触れることでの酸化
  • 時間とともに角栓が固まっていく過程

そしてこれが繰り返されることで、
毛穴の出口が“詰まりを前提とした構造”へと変化していくのです。

いちご鼻が残ってしまうのは、
この「詰まりを育てやすい出口の環境」が改善されないまま残っていたから。


💡詰まりやすい毛穴の特徴とは?

詰まりを繰り返す毛穴には、いくつかの共通点があります:

【1】出口が硬くなっている

洗いすぎや摩擦、乾燥などによって、毛穴の周りの角質が分厚くなり、弾力を失っている状態。皮脂の通り道が狭くなり、詰まりやすくなる。

【2】皮脂がとどまりやすい構造になっている

皮脂の分泌が少なくなっても、「出口からうまく出られない」構造が残っていると、毛穴内にとどまり、酸化・固化しやすい。

【3】流す力が育っていない

スキンケアのほとんどが“表面”だけを整えるものなので、毛穴の中の動きを整えることができていない。流れが止まれば、詰まりは育ちやすくなる。

こうした毛穴の状態を長期間放置してしまうと、
「いちご鼻」が“肌の一部”のように定着してしまうのです。


🧠毛穴の出口は「引き締める」のではなく「整える」べきだった

よく「毛穴を引き締める化粧水」や「冷やしてキュッとさせるパック」などが紹介されていますが、
詰まりがちな毛穴にとっては、それが逆効果になることもあります。

出口を物理的に締めようとすると、
・皮脂が出にくくなる
・毛穴の内圧が高くなる
・結果的に中に皮脂がとどまる

という悪循環に。

本当に必要なのは、「毛穴の出口がやわらかく、開閉できる状態を保つ」こと
そのためには:

  • 毛穴を温めてやわらかくする(温感ケア)
  • ブラシやマッサージでやさしく動かして流れを促す
  • 流れを阻む角質をため込まないように、過剰な刺激は避ける

こうしたケアによって、毛穴の“出口”は少しずつ“流れやすい構造”へと変化していきます。

🛁“再発しないケア”は、皮脂を「出させて流す」構造を育てることだった

💭また詰まった。また黒ずんでる。──その繰り返しから抜け出すには?

角栓パックで取っても、酵素洗顔でスッキリしても──
数日後には、また小鼻がザラザラ、黒ずみが復活している。

「これ、もう一生付き合うしかないのかな…」
そう感じている方も多いのではないでしょうか。

でもそれは、“偶然戻ってきた”のではなく、
毛穴の中に「流れのない構造」が残っていたから。

角栓は、皮脂が悪いからできるのではなく、
出るべき皮脂が「出られないまま」そこにとどまっていた結果なんです。


🔍カギになるのは、「出させる」「流れを止めない」という視点

これまでの毛穴ケアは──

  • 取る
  • 剥がす
  • 抑える

といった“攻めの対処”が中心でした。
でも、それでは構造が変わらないどころか、
出口を硬くして、むしろ詰まりやすくするリスクさえあります。

再発を防ぐには:

  • 皮脂を出させて
  • 滞らせずに流して
  • 毛穴の中で育たせない

そんな“自然に流れる構造”を毎日整えていく視点が必要です。


💡“再発しない構造”を育てる3つの習慣


【1】温める──出口をやわらかく保つ

毛穴の出口が硬いと、皮脂は出られずに中で滞り、
やがて酸化して黒ずみに変化します。

洗顔後やバスタイムなど、
肌が温まっているタイミングにケアを重ねることで、
スムーズに流れる状態を整えることができます。


【2】動かす──“とどまらない毛穴”をつくる

皮脂を押し出すのではなく、やさしく動かして流す。

  • 毛穴メンテナンスブラシで小鼻をくるくる
  • 毎日1分、毛穴をやさしく動かす
  • 「ピーリング」ではなく、「流動性をつくるケア」

これが、角栓が育たない“流れる毛穴”を育てる習慣です。


【3】とどめない──保湿で出口をふさがない

「保湿=詰まりそう」と思っていませんか?
実は、乾燥の方が毛穴の出口をふさぎやすくします。

  • 水分バランスを重視し、べたつきすぎないケアに
  • 重すぎるクリームで“呼吸を妨げない”よう注意
  • 出口が“呼吸できる”保湿設計を選ぶ

保湿は“封じる”ためではなく、“流れる状態を守る”ための習慣です。


🧠「取る」から「育てる」へ──毛穴の習慣が未来を変える

黒ずみが消えないのは、ケア不足ではなく、
“構造の習慣”が変わっていなかったから。

  • 出口をやわらかくする
  • 流れるリズムをつくる
  • 詰まりを“そのままにしない”

それが、黒ずみを“再発させない毛穴構造”をつくる唯一の方法です。

そして気づくと、
「そういえば最近、小鼻が気にならない」
そんなふうに、肌が自然に変わっていく日がやってきます。


📘まとめ|いちご鼻は「がんばるケア」じゃなく、「構造の再設計」で変わる

💭黒ずみが戻るのは、肌が“詰まりグセ”を覚えていただけだった

ニキビは落ち着いたのに、小鼻の黒ずみだけが消えない──
そんな経験がある人は、少なくないはずです。

でも実はそれ、皮脂のせいでも、洗顔不足でもない。
“毛穴の出口構造”が変わらず残っていたからかもしれません。

  • ニキビといちご鼻は、原因も構造もまったく違う
  • 黒ずみは「とどまる時間」と「出口の硬さ」によって育つ
  • 解決のカギは、「取る」から「流す」への発想転換

肌を変えるには、努力ではなく「構造の習慣を変えること」。
そこに答えがあるのです。


🧪ちふゆのひとことメモ

私も、ニキビはだいぶ落ち着いたのに、
小鼻の黒ずみだけはなかなか取れなくて。

最初は、「洗い残しかな?」って思ってたけど、
よく考えたら、皮脂が“出られなかっただけ”だったんですよね。

「取る」ケアをやめて、「流す」ケアに変えてから、
あのしつこかった黒ずみが、少しずつ、でも確実に目立たなくなっていきました。


🛁Chocobraの毛穴マッサージケアは、“出口を育てて詰まらせない”設計です

Chocobraは、角栓を“取る”のではなく、
毛穴の「出口構造」そのものを整えて、再発しない状態を育てるケア設計です。

  • 温感ジェルで毛穴の出口をふんわりゆるめ
  • 毛穴メンテナンスブラシで、詰まりを育てずに動かし
  • ビタミンC誘導体美容液で、皮脂の酸化を防いで再発を防止する

「取っても戻る」を卒業して、
「戻らない毛穴」を習慣からつくっていきませんか?

👉 Chocobraについて詳しくはこちら(Amazon商品ページ)

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この記事を書いた人

元・大手化粧品メーカーの研究員。
自身の毛穴悩みをきっかけに、成分設計と皮膚科学の知見をもとに「角栓を構造から捉えなおす」独自の毛穴ケア理論を構築。
皮脂の酸化と角栓の層構造に注目し、“動かして流れを整える”毛穴マッサージケアという新しい概念を提唱。

これまで数百種のスキンケア製品と美容医療を実体験しながら、
「肌悩みに寄り添う科学」をコンセプトに、習慣として続けられる本質的なケアを追求し、Chocobraを開発。
現在は、自社ブログ・note・SNSを通じて、毛穴ケアに関する考え方をわかりやすく発信しながら、ブランドの世界観づくりから商品設計までを一貫して手がけている。