「クレンジングって、こすりすぎるとよくないの?」
よくありません。
でも、こすりすぎは、
力の強さだけで起きるわけじゃないんです。
私も長いあいだ、
力さえ抜けば大丈夫だと思っていました。
でも違いました。
削るのは、力より、通った回数のほうでした。
🪵 なぜ、力より回数で木は削れるのか
紙やすりで木を磨くとき、
木が削れるのは力の強さでなく、
同じ場所を何度往復させたかです。
優しく当てても、
百回往復すれば木は削れます。
肌の摩擦も、同じ理屈です。
削れた場所から乾燥や赤みが、
顔を出します。
🖐 支える手も、片側の紙やすりになる
クレンジングする手の反対側で、
顔を支えることがあります。
支える手は動いていないので、
摩擦だと気づきにくいものです。
でも、同じ場所に同じ圧をかけ続けた時点で、
もう片側の紙やすりになっています。
🔍 いちばん削るのは、探る指
落とし残しが気になって、
指先で凹凸を探ることがあります。
この「探る」動きは、
一方向になじませる動きより、
往復の回数がずっと多くなります。
私が削っていたのも、
力の強い日じゃなく、
指がしつこく探っていた日でした。
📆 一回でなく、何日分の紙やすりか
紙やすりは、
一回擦っただけでは、
木の形はほとんど変わりません。
朝と夜、同じ場所を毎日同じ手順で通していると、
変化は一週間や二週間かけて少しずつ出てきます。
今日だけ気をつけても、
すぐには変わりません。
毎回、通る回数を減らすことの積み重ねです。
📍 あごにニキビができやすい理由
顔の中でも、
紙やすりが通りやすい場所があります。
🪑 あごは、支える手が乗りやすい場所
あごは、下を向いたときに、
反対の手が自然と乗る場所です。
手が止まっていても、
置きっぱなしの紙やすりは、
そこだけ静かに削り続けます。
クレンジング中、あごに手を乗せる癖がある人は、
そこだけ摩擦が重なって、ニキビとして出やすくなります。
🔎 小鼻は、探る指が止まりやすい場所
小鼻も同じです。
皮脂の詰まりが気になって、
指が長く留まりやすい場所だから、同じ溝を何度も往復します。
あごのニキビも、小鼻の詰まりも、原因は違って見えて、
紙やすりが同じ場所を通り続けたという点は同じでした。

⏱ 通った回数を減らすタイミングと当て方
📱 顔全体は20〜30秒、探らず一方向
クレンジングは、
顔全体で20〜30秒を目安にします。
探る動きではなく、内側から外側へ、
一方向でなじませます。
🖐 支える手は、頬に添えるだけ
支える手は、
紙やすりを置きっぱなしにせず、
頬に軽く添えるだけにして、あごには乗せません。
落とし残しが心配なときは、
その溝をこすらず、
もう一度クレンジング剤を足します。
探らなくても、
足せば落ちます。
🧴 クレンジング剤の粘度で変わる摩擦の仕組み
紙やすりにも、
目の粗いものと細かいものがあります。
🧴 すべりにくいテクスチャーほど、指が長く留まる
クレンジング剤も同じで、粘度が低いミルクタイプは、
肌の上をすべりにくく、指が同じ場所を往復しがちです。
バームやオイルタイプは、
油分がクッションになって、
少ない往復でもなじみます。
あごや小鼻の詰まりが気になる人ほど、
すべりの悪いテクスチャーで長く探ってしまうので、先に量を増やし、
すべりを作ってから指を動かします。
♨ お湯の温度でも、すべりは変わる
お湯の温度も関係します。
熱いお湯だと肌表面の脂が流れすぎて、
指のすべりが悪くなり、摩擦が増えます。
ぬるま湯のほうが、
紙やすりを湿らせたときのように、
指がなめらかに動きます。
あごにニキビがある時期は、
粒の入ったスクラブタイプも避けます。
粒は、紙やすりでいうと目をさらに粗くする道具です。
炎症がある場所には向きません。
📘まとめ
クレンジングのこすりすぎは、
力ではなく、通った回数の問題でした。
支える手、探る指、
同じ場所を通った回数が、
木を削る紙やすりのように積み重なります。
あごに出るニキビも、
いちばん通った場所の跡です。
クレンジング剤のすべりと、お湯の温度も、
指の往復を減らす味方になります。
——強さより、
何回そこを通ったかを、見直します。
🌱 ちふゆのひとことメモ
私は長いあいだ、
優しくなじませているつもりでした。
でも、あごのニキビが治らなかった時期、
下を向いてスマホを見るたび、
反対の手を無意識にあごへ乗せていました。
クレンジングの最中も、同じ癖でした。
手は止まっているのに、
そこだけ紙やすりを置きっぱなしにしていたんです。
今なら分かります。力を弱めるより、
置きっぱなしをやめるほうが先でした。
あごに手を乗せる癖に気づいてから、
クレンジングの秒数を数えるようにしました。
数えると、
思っていたより長く同じ場所にいたことが分かります。
あごが落ち着いてからも、
小鼻だけは、まだ指で探る癖が残っていました。
🛁 探らなくていい小鼻を、夜に短く扱うChocobra
小鼻の詰まりが気になる夜は、
どうしても指で探る回数が増えます。
探る回数を減らすには、
指でなく道具に任せる夜があってもいいはずです。
だから私は、
小鼻の詰まりが気になる夜だけ、
指の代わりにChocobraを使うことにしました。
手順は、いつもの3つだけです。
🧴 ジェルでゆるめる
皮脂をやわらかくして、角栓まわりを動きやすく。
🪥 ブラシで動かす
やさしい圧で、小鼻まわりだけを短く。
💧 美容液でうるおす
ケア後の肌を、乾かしたまま終えません。
指で探る夜ではなく、
小鼻だけを、短く整える夜にします。


