ナイアシンアミドとAHA/BHAは併用できる?赤みを避ける順番

ナイアシンアミドとAHA/BHAの併用可否と赤みを避ける火加減を説明する図

ナイアシンアミドとAHA/BHAは同じ日に使っていい?

成分の組み合わせ自体がアウトなわけではありません。

問題になりやすいのは、
同じ晩に両方を強くかけてしまうことです。

洗顔後に頬がつっぱる。
翌朝、小鼻の横だけ赤い。

ナイアシンアミドとAHA/BHAを、
強さと量に分けて整理します。

🔥ナイアシンアミドとAHA/BHAは、なぜ同じ夜だと強すぎるのか

まずはあなたの肌状態や目的に合ったタイプをチェックしてみましょう。

  • 基本の朝スキンケア順
    洗顔 👉 化粧水 👉 (美容液) 👉 乳液/ジェル 👉 日焼け止め

  • 基本の夜スキンケア順
    クレンジング 👉 洗顔 👉 化粧水 👉 美容液 👉 乳液/クリーム

  • ポイント
    「水分の多いもの」から「油分の多いもの」へ順に重ねるのが基本です。

台所のコンロには、
強火の口と、とろ火の口があります。

AHA/BHAは、
古い角質を分解して剥がれやすくする酸で、
肌にとっては強火の口です。

ナイアシンアミドは、
皮脂バランスや水分保持を支える成分で、
見た目はとろ火の口に見えます。

どちらも、
毛穴やざらつきの相談でよく名前が挙がる成分です。
だから同じ夜の鍋にまとめて乗せたくなります。

🍲酸は強火、ナイアシンアミドはとろ火に見える

AHA(グリコール酸や乳酸など)は、
酸性の状態で角質細胞同士の結合をゆるめる成分です。
古い角質を剥がれやすくします。

BHA(サリチル酸)は油になじみやすく、
毛穴の中の皮脂や角質にも届きやすい性質を持ちます。

どちらも、
頬や小鼻の表面を強火で加熱するような働き方です。

一方でナイアシンアミドは、
化粧品では2〜5%ほどの濃度で、
使われることが多い成分です。

皮脂分泌のバランスや、
水分保持のサポートに使われます。

単体では穏やかですが、とろ火でも、
鍋にずっと火が入っている状態には変わりません。

🍳同時に強めると、鍋が吹きこぼれる

強火の口だけなら、鍋はふつうに煮えます。
とろ火の口だけでも、同じです。

問題は、
強火ととろ火を同時に、
しかも両方を最大にしたときです。

AHA/BHAで角質を剥がしたばかりの肌に、
ナイアシンアミド美容液を厚めに重ねます。
すると鍋の中身が急に増えて吹きこぼれます。

洗顔後のつっぱりや、翌朝の赤み、
小鼻横のヒリつきは、
その吹きこぼれのサインです。

これは、
どちらかの成分が、
肌に合っていないという意味ではありません。

今夜のコンロが、
両方とも強すぎただけです。

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🥣吹きこぼれる前に、どちらの火を先に落とす?

同じ日に使うこと自体は禁止ではありません。
大事なのは、両方を同時に強火にしないことです。

🔥酸の火を先に消してから、とろ火を足す

AHA/BHAを使った直後の肌は、
まだ強火にかけられたばかりの鍋のようなものです。

そこへナイアシンアミドを足すなら、
量を控えめにして、
様子を見ながら足します。

洗顔後にすぐつっぱる、化粧水がしみる、
頬が熱っぽい、小鼻横がヒリつく。

このどれかがある夜は、
酸の火がまだ強すぎるサインです。

その夜はナイアシンアミドを足さず、
保湿だけで終えます。

翌朝、
頬が赤く残っていない、
鼻横がヒリつかない、
洗顔後につっぱらない、
夕方まで乾きすぎない。

ここまで静かなら合格です。

次の別の夜に、
ナイアシンアミドを少量から足していきます。

🧪濃度と使う回数には、実体のある目安がある

AHA/BHAは、
市販の化粧水や美容液でも、
濃度やpHの幅が広い成分です。

初めて使う製品は、
週1回程度から様子を見るのが一般的な目安です。

肌が慣れてきたら回数を少しずつ増やします。
ただし赤みやつっぱりが出た週は、
その回数まで戻さず一段階手前で止めます。

ナイアシンアミドは、
単体では比較的穏やかな成分とされています。

ただしAHA/BHAで、
角質を薄くしたばかりの肌があります。
その肌の上では、いつもより刺激を感じやすくなることがあります。

角質が薄くなった分だけ、
肌を守る膜も一時的に手薄になります。
そのため成分がふだんより入り込みやすくなります。

同じ夜に足すなら、
いつもの量ではなく少量からにします。

顔全体ではなく、
気になる場所だけに絞ります。

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🕒一週間は、コンロを一口ずつ使う

併用を始めるなら、最初の一週間で、
強火の日ととろ火の日を分けておきます。

📅最初の週は、強火の日を一日だけにする

月曜だけAHA/BHA、火曜は保湿だけ、
水曜に頬が静かならナイアシンアミドを少量。

このくらい分けると、
鍋がどちらの火で、
吹きこぼれたのか分かりやすくなります。

毎日どちらかの口に火を入れるより、
火を止める日を先に決めておく方がよいです。
そうすれば赤みが出たときに戻る場所がはっきりします。

🧮頬が静かな夜だけ、とろ火を少量重ねる

一週間の中で、
頬が静かな夜が見えてきたら、
そこで初めてナイアシンアミドを少量重ねます。

足す量は、
気になる場所だけに絞ります。

翌朝に赤みがなければ次も同じ量で様子を見ます。
赤くならない朝が続いてから、
回数を一つだけ増やします。

🛁小鼻のざらつきは、強火の口を増やさず別の日に扱う

小鼻のざらつきが残ると、
AHA/BHAの回数を増やしたくなります。

でも頬が赤い時に小鼻まで強く動かすと、
酸なのか摩擦なのか重ねすぎなのか分からなくなります。
翌朝の赤みの原因が混ざってしまいます。

小鼻は別の日に、
こすらずやさしく扱います。

強火の口を増やすより、
この分け方の方が、
毛穴まわりのケアを長く続けやすくなります。

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📘まとめ

ナイアシンアミドとAHA/BHAは、
同じ日に使えないわけではありません。

強火の酸と、とろ火のナイアシンアミドを、
同時に最大まで強めないことが大事です。

洗顔後につっぱる夜、
化粧水がしみる夜。

翌朝に赤みが残る朝は、
鍋がすでに吹きこぼれる手前です。

その日は、
併用より休ませる方を選びます。

AHA/BHAは週1回程度から、
ナイアシンアミドは別の日に少量から、
しみる日は保湿だけ。

この火加減を守ると、
赤みを避けながら両方を続けやすくなります。

「同じ日に使っていい?」で迷ったら、
今夜のコンロはどちらを強火にする日か。
それとも両方とろ火で終える日か。

そこまで見ると、
吹きこぼれずに済みます。

🌱 ちふゆのひとことメモ

よい成分同士でも、
同時に強火にすると鍋は吹きこぼれます。

私も一度、AHA美容液を使った夜がありました。
いつもより多めにナイアシンアミド美容液を、
重ねたことがあります。

翌朝、頬が赤くなって、
洗顔後もしばらくヒリヒリしました。

毛穴が気になる日ほど、
まずは頬がしみていないかを見てから火を入れる方がよいです。
そのほうが次のケアを選びやすいです。

🛁Chocobraで、強火の口を増やさず小鼻をやさしく扱いたい方へ

AHA/BHAでざらつきをケアしても、
小鼻だけ気になることがあります。

そのたびに酸の火を強めるより、
火を止めた日に小鼻まわりをやさしく扱う方がよいです。
そうすれば赤みを増やしにくくなります。

Chocobraは、
角栓を一度で抜くためのものではありません。

ピーリングを休む夜に、
小鼻まわりをやさしくゆるめて扱うためのケアです。

🧴 ジェルでゆるめる
皮脂をやわらかくして、角栓を動きやすくする。

🪥 ブラシで動かす
やさしい圧で、毛穴まわりをマッサージする。

💧 美容液で整える
ケア後の肌をうるおいで整え、
毛穴の目立ちにくい状態を保つ。

火を止める夜に分けると、翌朝の赤みと、
小鼻のざらつきを混ぜずに見やすくなります。

この記事から、次の判断へ

ナイアシンアミドとAHA・BHAを同じ日に使うか比べる

整肌と角質ケアの役割を分け、赤みが出やすい日は朝夜または別日に分ける判断材料を確認できます。

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この記事を書いた人

Chifuyu Satoのアバター Chifuyu Sato Chocobraラボ研究員

元・大手化粧品メーカーの研究員。美容成分の研究にも携わり、成分知識に精通。
自身の毛穴悩みをきっかけに、成分設計と皮膚科学の知見をもとに「角栓を構造から捉えなおす」独自の毛穴ケア理論を構築。
皮脂の酸化と角栓の層構造に注目し、“動かして流れを整える”毛穴マッサージケアという新しい概念を提唱。

これまで数百種のスキンケア製品と美容医療を実体験しながら、
「肌悩みに寄り添う科学」をコンセプトに、習慣として続けられる本質的なケアを追求し、Chocobraを開発。
現在は、自社ブログ・note・SNSを通じて、毛穴ケアに関する考え方をわかりやすく発信しながら、ブランドの世界観づくりから商品設計までを一貫して手がけている。